少女マンガに毛ほども関心がなかった、空想科学&熱血ロボットアニメマンガ少年だった私が、はじめて竹宮恵子さんの『地球(テラ)へ･･･』を読んだ時の衝撃といったら。

ハードSFでもあり、スペースファンタジーでもあり、ヒロイックロマンでもありながら、なによりも人々の「生きる」ことを、忌避された超能力者たちの物語として、立場や差別や戦闘を交えて朗々と語られた筆致に感服しました。
私自らの、少女マンガへの未知ゆえの蒙昧さに、打ちひしがれました。
完全にヤラレた。

嫌がる私に、夕暮れの図書室で無理矢理に読ませてくれた、同じ図書委員をしていた女の子に、感謝しきりです。

蛇足で『地球へ･･･』のタイトルから、三点リーダを調べて、なぜ小説などでは連続二回とするのかも知れたのは、かなり勉強になったもんなんです。
デジタル横書きでは「･･･」やら『、、、」やら「。。。」やら、個性的な三点リーダが増えて、なかなか面白い。笑

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