神子と忌子
トーク情報- 陰呉 薔葉(イングレ シキハ)陰呉 薔葉(イングレ シキハ) 「『にいちゃんが死ぬなんて嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ』
 純粋な否定の感情が黎二を埋め尽くしていく。
 村人たちに縛られ絶望以外の何物でもない人生を送ってきた黎二には、鹿苑だけが心の拠り所だった。
 嫌だ嫌だ嫌だ、そう叫ぶ黎二はいつしか、声が出せなくなっていた。
 声が出ない。口を開けば、嫌だ嫌だと絶望の叫びが心も体も埋め尽くす。
 儀式は廃止された。
 鹿苑と黎二という双子は鬼となり、あたりの村を襲っては食い潰した。
 そんな時、ある奴が鹿苑と黎二を拾った。
 二人は食い殺そうとそいつに襲いかかったが、軽々と攻撃をかわされた上抱きしめられた。
 暖かいぬくもりだった。」
- 陰呉 薔葉(イングレ シキハ)陰呉 薔葉(イングレ シキハ) 「そいつは仲間のところへ二人を連れ帰って、名前を改めさせた。
 黎二は時間を意味する名前に、
 鹿苑は黎二の名前を少しもじった名前に。
 さて、この後は話すまでもないから、省かせてもらうよ」(扇子を口に当ててくっくっと笑うと消える)
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