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安達ロベルト

作品を発表する時期が近づいてくると、まとめようとする意識が働いて作品が次第にこじんまりしていくことがあるので要注意。尻上がりに大胆になるつもりくらいでちょうどい。

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ものづくりの言葉
トーク情報
  • 安達ロベルト
    安達ロベルト

    写真作品の本質は「焦点を合わせること(=to focus)」にある。被写体選びから、ピント合わせはもちろん、フレーミング、現像、プリントに至るまで、何に焦点を合わせ、何を外すかが常に問われる。テーマ選びは、人生の何に焦点を当てているかの宣言でもある。

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    安達ロベルト

    写真が絵画と違う点の一つに、見えていない(認識していない)ものも画にできるということがある。それはアドバンテージでもあり、難しさでもある。

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    安達ロベルト

    ものづくりに「産みの苦しみ」はたしかにある。ひらめくまでの苦しみや、フィニッシュの手間がそれにあたる。他方、さほどぴんときてないのに手をつけて、途中で展開せず苦しくなるものは産みの苦しみとは違うので、手放すほうがいい。受精してない卵は、どう温めても何も生まれない。

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    安達ロベルト

    あちこちで井戸を掘りながら、どこも掘りが浅すぎて、水を出せていないのではないか。水が飲みたいから掘ってるのでなく、水を出して人々に尊敬されたい、水の代わりに喝采を浴びたいと思ってはいないか。

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    安達ロベルト

    作品を発表する時期が近づいてくると、まとめようとする意識が働いて作品が次第にこじんまりしていくことがあるので要注意。尻上がりに大胆になるつもりくらいでちょうどい。

  • 安達ロベルト
    安達ロベルト

    漠然とした「なにかつくりたい」という衝動と、具体的な「こういうものをつくりたい」という衝動は、まったくちがう。言うまでもなく「〜になりたい」という衝動も。