乃木坂に入ったのは中学2年生の13歳のときで、10年も前で。最初は友達がAKBさんを好きで、こんなすごいグループがいるんだよって教えてくれて、私も曲を聴いてすごい大好きになって。そこから乃木坂のオーディションの話を知って友達に勧められて受けました。だから、他の子みたいに次の目標があったりとか、すごくアイドルになりたいって子が多い中で、まさか受かるとは思ってなくてオーディションを受けたので、最初は何で私なんだろうっていう気持ちがすごくあって。
そして、そういう気持ちなのに1stシングルでフロントに選んでいただいて、一緒にフロントに立っていた生駒ちゃんといくちゃん(生田絵梨花)が、2人がすごすぎて、2人と一緒に並べる人じゃないのになってすごく思って。だから、最初は楽しめてなかったのかな。やっぱり何で自分なんだろうっていうのがすごくあって、特別すごいものを持っているとかじゃないのに何でなんだろうって思って、すごく自信がなかったんだなって今は思います。
でも、その自信のなさがみんなに伝わっちゃって、選抜じゃなくなったときもあったんですけど、そこでファンの方が改めてどんな場所でも応援するよって言ってくれて、握手会でたくさん伝えてくれて、そこで特別な特技とかがなくても、1人でも応援してくれている人がいるってすごい特技だなって思って。こんなたくさん、いっぱいいる中で、私を応援するって思わせられる自分すごいなって、自分に甘いけど、そうやって思えるようになって。皆さんのおかげで。そこからだんだん活動が楽しくなってきて。なかなか私は前に行きたいなっていう気持ちはなかったから、それは応援してくれてる皆さんはどうだったのかなって思うけど、私はみんなを後ろから見たりとか、どの場所でもすごく楽しめていたので、本当に皆さんの言葉のパワーってすごいなって。改めて握手会とかライブとかを通して感じることができました。
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