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きゃわごえのトーク
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  • きゃわごえ
    七色息子七色息子

    茫漠の彼方に大事なモノを預けて、自分らしさを犠牲にして、そうやって命だけは守っていた。

    僅かの光すら見えない一寸先も真っ暗な場所で、誰に導かれるでもなく、自分で一歩踏み出して、気づいたら傾斜の上にいた。

    今まで感じたことのない重力がそこにはあって、今まで感じたことのない悔しさと口惜しさに襲われて、もう闘わずにはいられなくなった。表現という自由な武器の存在を知ってしまったから。自分らしさ って、きっと、そうやって手に入れるものなんだ。

    目を瞑ることも耳を塞ぐことも許されず、ただ口だけを閉ざされ、全霊が傷つく。
    自分の代弁者などいない。嘆き、怒り、祈り、叫ぶ。様々な悲鳴が全身の内幕で発止と轟く。

    共有された既視感の中で、盤石な既成概念の中で、なにを覆せる。変わりゆく自分の音を捕らえることで精いっぱいの彼女たちに、なにを望む。いたずらに手足撃ち抜かれても、踊るように崩れ堕ちても、手を差し伸べられても、再びバラバラにならざるを得ないほどの強い衝動を、誰が理解できる。

    孤独を照らすスポットライトなんていらない。傾斜がもたらす 共感という憐れ を躱しながら、それらに高揚する意志 すべてを振り払いながら、ただ一心に自分らしさを求め高め行く、その先が見たいのは、他の誰でもなく、彼女たち自身なんだと、昨日のSONGS-欅坂46を見て、「不協和音」テレビ初披露を見て、強く思った。ひたすら悲しくなって、ひたすら切なくなったけど、彼女たち一人ひとりが本当に素晴らしかった。いろんな感情を覆されても、好き、だけが最後に残る、そんな儚さを初めて感じた。彼女たちはもういない、ずっと、新しい、好きとの、出逢いです。

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