mpのトーク
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mp まず第一のポイント。
【泣けた? 泣けなかった?】
見る前に気になってたこのポイント、さっき書き忘れてたことがあるのですが、泣けなかったという方々に多い意見だったのが「むしろ笑えた」というもの。
自分はといえば結局「泣いたし、笑ったし」というどっちの感情でも楽しめたお得な結果にw
というか、まあどっちの感想も理解できる結果だったといえるでしょうか。
泣けるポイントはたしかにたくさんあったと思います。
個人的にいえばそれは、なこちゃんの生誕祭、総選挙でのはるっぴ、その舞台裏でのさっしー・はるっぴや、さっしー・らぶたんのやり取り、りこぴおじさん、控えめMV撮影時のさっしーにすがり泣くみおたす、いーちゃん卒業時の谷の号泣シーン…と、思いつく限りでこんな感じ。たしかに多いのですが、その半分くらいはすでに映像化されてる、見たことのあるものだったりします。だから、あまり今回の映画によって泣かされたという感覚は薄かったりするのかもしれません。
笑えるところというのも、武井荘さんのアレはもちろんだったりするのですが、特に笑かそうとしてるわけじゃなく、むしろ泣く人もいるであろうシーンにもつい笑ってしまうようなエッセンスがあったりするのです。
個人的にいえば、はるっぴがHKT曲でセンターでなくなってしまいマネージャーさん相手に個室でその想いをぶちまける切ないシーン…カメラマンは外す様言われるのですが、カメラを回した状態で部屋に置きまるで隠し撮りするかのような、そんなカメラマン根性につい笑ってしまいましたw。或いは、センターが二期生という事実にショックを受けた当時のさくらたんがレコーディングで声が出なくなってしまうという、ある意味衝撃的なシーン…それを現在のさくらたんが「あれ変ですよねw」と笑いながら回想してる姿にも、つられて笑ってしまったんですよね(と、同時に、神7入りを果たしAKBでのセンターを務めるまでに至った彼女の逞しさというか、成長した姿を強く実感できたシーンでもありました)。
笑えるポイントというのは見る人によって変わるかもしれませんが、特に過去の出来事に関しては当時は深刻な、或いは切ない出来事だったとしても今見ると、なんだか可笑しいねっていうテイストを強く感じました。
そのへんが個人差で「泣けるーむしろ笑える」の幅を生んでいたのかなあという印象です。 - mp
mp あ、あとちょっと思ったこととして、これは見た後にネタバレスレや個人ブログ等々での様々な感想を見た上で思ったことなんですが、みおたすについて。結構多くの人があの映画でのみおたすを意外だったと言ってるなと感じたんですよね、「センターにそこまで拘っていたのか」とか「あそこまで負けず嫌いだったとは…」とか。自分としては当然の感情だと思ってたし、そこかしこで発言してる「世界に通用するグループにしたい」もわりとマジで言ってるよなこの子って感じてたので、意外という人が意外に感じてしまったんですよねぇ。まあ普段のほんわかとした雰囲気からすればわからなくもないんですが、それが浸透しすぎているというか。みおといえば「棒読み」とか「震え声」とか未だに言われ続けてるのと同じようなものなんでしょうね。「キャラ」というアイコン的なメリットとデメリットをまた強く感じた次第でございます・・・
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mp そんで第2のポイント。
【痒いところに手が届く、ような届かないような・・・】
この映画で感心するのは、オタが見たいものをちゃんと見せてくれる、まさに痒いところに手が届く感覚を随所に散見することができる点であります。人によってそれはいーちゃん卒業時の芋メンの様子だったり、そこで流れる梅の弾き語りであったりするのでしょう。そこももちろん感動しましたが、自分がそれを最も強く感じたのは総選挙のシーン。「チームケー・アイ…?」で皆がずっこけるシーンと、ランクインメンバーを一人一人映してくパートではスピーチの部分ではなく、雛壇で名前が呼ばれ皆が一斉に立ち上がって喜び合うところを使ってることに「ああ、わかってんな~」と強く頷きつつ当時の感動を思い出してちょっぴり泣いた次第であります。自分にとっては、あのHKTこそが「HKTらしさ」とその魅力を、存分に且つ端的に表してる一場面だと思ってるので、そこをピンポイントで使ってくれたのがとても嬉しかったんですよねー。(余談ですが同じようなシーンとして、映画では未収録ですが、チームA・チームS・HKTと同日ライブ時に三元中継したときのHKTの、さっしーの周りに全員でカメラに映ってはしゃいでたあのシーンとか、大運動会の開会式でそれぞれのグループを代表して一人がマイクを持ち抱負を聞いて回るときのHKTの番で、さっしーの周りに隊列崩してチームH・KⅣ関係なく皆でカメラに映ってはしゃいでたあのシーンとか、同じく大運動会のNGTお披露目で、皆で立って沸いてはしゃいでるシーンとか・・・まあわかる人にはわかっていただけるでしょうw)
と今度は逆に、痒いところに手が届かないシーンとしては、5人脱退の件やシュガーこと佐藤元支配人への突撃インタビュー。「もっとつっこんでほしかった」との声もありましたが、あれはあれでよかったと思ってます。言うなれば、かさぶたになってる所を痒いからと無神経に掻いたら剥がれて血や膿がでてきちゃうかもしれないから、剥がれない様に周りを掻きつつ上手に誤魔化す様なものでしょう・・・上手く例えられてるのだろーかw - mp
mp 最後第3のポイント。
【監督・指原莉乃】
これですよ。指ヲタとしてはやはりここに注目せざるを得ません。
発表されたときはどんな作品に仕上げるのかとても楽しみにしつつも、はっきりいって素人のさっしーにどこまでできるんだろうと不安もあったのが事実です。
公開直後には「これはドキュメンタリーじゃない」とか「やはり素人監督の弱点が出た」とかの厳しい声もありました。でも・・・
ここまで語ってきた事だけでもこの作品が充分満足できるものになってるのはお分かりいただけると思います。が、さらに最後に最大のカタルシスを用意してあることで、見た後の満足感・爽快感はより顕著になりました。そうです。はるたんですね。
主題歌選抜に選ばれ、センターを言い渡されるときのはるたんの表情、とまどい・驚き・喜びの入り混じったその表情を見て、泣けるというよりなんともホッコリとした気分になりました。素直に、心の底から「おめでとう!よかったね!」と思うことが出来たのが嬉しくて・・・もちろん、現実はそう甘くないわけで、これで「報われた」と映画の中だけで完結してしまってはいけないと思います。ただこの後、映画公開後にはるたんの握手がいつもより売れたりとかHKTツアーに急遽参戦が決まったりとか、いま彼女に追い風が吹いてるのはたしかで、映画で取り上げたことがバッチリ現実にリンクしている様を見ていると、これこそまさに、この映画はドキュメンタリーであることの証明ではないかと、そう思うのであります。
いやあ、初監督作品にして凄いものを作ったね、さっしー。 - mp
mp いや、指原監督作品としては今作は文句の付け所がほとんどない作品だと思います。
ただ、監督であるがゆえに自身の事、HKTにおいての指原莉乃を描ききれてなかった、と思うのです。
それは監督として発表があった時点でわかっていたことではあります。
自分のことよりもHKTのために、という十字架を背負っている彼女が、
ドキュメンタリーオブHKTにおいて自身を描くと言う選択肢はほぼないことを。
とばっちり、と言っていいのかわかりませんが同じくらぶたんについてもあまり取り上げられていません。
おそらくらぶたん自身も、移籍の経緯は全く違うけどもw、同じような立ち居置・認識でいるのかなと推測してます。それはあくまで「自分たちは外様である」という意識。
二人とも間違いなくHKTが大好きだとは思います。でもあくまでHKTにおいて主役ははるっぴ・さくらを筆頭にした生え抜きのメンバーたちであるべき、そう思ってるんじゃないかと。
総選挙の舞台裏でさっしーとらぶたんが抱き合い健闘を称えあうシーンでのこと、「これからも二人でHKTのために頑張ろうね」とさっしーが言うのですが、これってはるっぴやさくらがお互いに言うのとは意味合いが全然違うと思うんですよ。紅白落選後に「私とらぶたんを紅白に連れてって」と言ったことからもそれは伺えます。立ち位置が違うんだ、というはっきりとした意思を感じます。
でもですよ・・・
さっしー・らぶたんがHKTに移籍して変わったこと、影響されたことしたこと、かなりのことがそこにあると思うんです。さしらぶとHKTでも、さっしーとらぶたんでも、お互いに、ですが。
そこを描かないと、「そこも」描かないと本当の意味でのHKTのドキュメントには成り得ないと思うのです。
二人の意思とは反することなのかもしれませんが。
指ヲタが言ってもあまり説得力はないかもしれませんが…でもそんなの関係なくわりとマジでそうだと思ってます。
いずれその部分も、ドキュメンタリー指原・多田でも何でも、どんなんでもいいのでいつか形になってくれるといいなあと思いつつ、それは二人が卒業するときでもないと無理かなあ・・・とも思ってたりして