Mako
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mako 七色息子七色息子 なんら決まっていない。
俺らの人生だって、自由だ、自由だ、とルサンチマンを抱いてモラトリアムな季節を過ごし、自由だ、自由だ、と言いながら所詮は誰かに評価され選ばれる人生だ。たとえそうなのだとしても、この世にはまだ夢や希望やチャンスがあると、勝手に自分で自分を生殺しにしながら、誰かの夢や希望やチャンスを喰いモノにしながら、満足をひた隠しにしながら生きてるもんだ。
でも、なんら決まっていない。
それを誰も教えてくれない。
未来は決まってないんだよ、っていう風に 未来を決めつけることは誰にもできない。
だから、未来はこうだと安易で自由のない想像をしてしまう。本当の意味での想像力が失われた現代だ。
責任すら情報化された この社会、分からないことは無益であり、恥であり、ナンセンスだと、刷り込まれてしまった我々に、分からないことが有益であり、誇りであり、ハイセンスだと、誰が言ってくれる?―その責任を誰が背負う?―その価値観を変えろ。
そんな押し問答を知ってか知らずか、欅坂46のフロントメンバーは変化した。1stや2ndのポジションを度外視した新ポジション。
既に誰かに決められた物事に対して、声を上げることすら憚られるこのご時世。従順に飼い慣らされた多勢。愛という救いが必要不可欠な人生。全知全能が増え続けている神聖。
すべて度外視。
なんら決まっていない。
分からなくていい。
自由。
圧力の存在しない、立体する色彩変化を魅せて欲しい。
彼女たちを、言葉でなんて捕らえることはできない。
彼女たちを、評価でなんて縛りつけることはできない。
自由に自立する彼女たちを、見守るのだああああああああ。