これは、あの雑誌編集者、末井昭さんの物語ですね？ 伝説の｢写真時代｣は、荒木経惟さんや森山大道さんの猥雑でリアルな写真が魅力でした。 そして末井さんは、日本の性的表現の不自由さと戦った人でもありました。 簡単に言えば｢警察と戦いながらエロい表現をいろいろ試した｣ってことです(笑)。 警察から｢アンダーヘアが見える｣と言われれば｢見えなきゃ良いのか？｣とばかりに剃ってみたり、｢写らなければ良いのか？｣と剃ったところへティッシュを置いて濡らしてみたり…、最後は｢下着が食い込み過ぎて見えてる｣とついに発禁となってしまいました。 今では当たり前になったアンダーヘアも、末井さんが当時は過激と言われた表現をしたからこそ、だと思います。 見た目は普通の？オジさんって感じなんですけど、末井昭さんはハチャメチャでなかなかの編集者です。 言いかえれば、｢現代の宮武外骨｣的な方だと思います。(ちょっと大袈裟？)