11/18の夜、親父が永眠しました。 齢はあと一月で83歳になるところでした。 春先に部屋で倒れ入院。最初の病院で｢もう回復はしないから処置するか、出ていくか、どちらか選べ｣みたいな事を言われて、終身医療の病院に転院してから何度かの山を乗り越えて7ヶ月半も良く頑張った。 食べる事も話す事も出来なかったけど、意識は有って反応してくれて、特に孫が行くとテンションが高くなるのが判った(笑)。 高熱が出て治まった後、急に逝っちゃったから最期には立ち会えなかった。 翌朝、家に帰った親父はだいぶ小さかったな。 切れ者で怖かった祖父さんと誰も住みたくなくて、仕方なく後を継いだ三男の親父はやっぱり優しかったんだろうな…と思う。 農家を継ぎながら、冬は酒蔵で日本酒の仕込みをしていたけど、40前に公務員試験を受けて中学校の用務員として地味だけど信頼されて20年以上同じ学校で勤め上げた。 裕福じゃないのに子供三人育てて、俺は落ちこぼれだったけど、兄貴は東京理科大まで行かせて、本当に大したもんだった。 酒呑んで酔っ払うのが嫌いだったけど、今なら解る。 小さい頃からお袋似だと言われて来たけど、歳を重ねるに連れて｢あぁ、親父に似てるわ｣と思うところが増えてきた、顔も性格も…。 俺は貴方の息子だ。