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シンジ

カウボーイはスペードのエースとか言って 草笛がひどく上手いヤツだった 錠剤を噛みしめ 蛇口をひねり 高く 高く 星を見上げていた 熱がならされてゆき 霧が覆う広告 海から撫でる風に しらけっちまった純情を帰し 本当のことへと動きつづけては 戸惑うだけの 人たちを笑う 歩道まで散らばって戻らない砂 淋しげにかきならされてるギター 新しい1日がまた始まるだろう 夜明け前の弱すぎる光 小沢健二「カウボーイ疾走」より

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