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しおん

【握手会風景】 とある森の一本道を会場に向かう人の列。 「間に合うかなぁ?」と隣の愛ちゃん。 「大丈夫だよ。開始は9時からだから」 三文欲しければ早起きしろ!と昔の人が言ってたはず。 だから待ち合わせを早めにしたのだ。 「もうすぐ9時だよ、大丈夫なの?」 「ちょっと遅れるぐらいがいいんだ。セキュリティチェックの列も少ないし」 とか言いながら会場の入口が見えてきた。 案の定、入場者の列は短かい。 鞄から握手券の入ったチケットホルダーを取り出す。 ……あれ?…あれ? 「どうしたの?」 「握手券、忘れて来た」 「どうするの?」 「取りに帰る」 「大丈夫なの?」 「今からなら…夕方には帰って来れる…はず!」 「わかった!じゃあ、先に行って待ってるね!」 「うん、必ず行くから!」 と来た道を引き返しながら… あれ?愛ちゃん誰のレーンに列ぶんだろう?? てか、愛ちゃん列ばれる方じゃん! まぁ、握手券持ってくればまた会えるし♪ てか、ここどこ?! 俺んちどこ? どうやって帰るんだ~! 「という夢をね、今朝見たんだ」 「どんだけ愛ちゃん好きなんですか!」 「うん、自分でもそう思う。本物になっちゃった」 と握手会に向かう友達との会話。 ポートメッセなごやに着いてまだ時間あるからとグッズ販売を覗いてみる。 ついでにお財布も覗いてみる。 …あれ?…1、2…あれ? 「どうしたんですか?」 「お金、お財布に入れてくるの忘れた。2千円しか持ってニャイ(ToT)」 「貸しますよ」 金は幕府の回し者!と昔の人が言ってたはず。 「いや、何か意味があるんだ。今日のところはこれで勘弁してやるぜぇ!」 グッズはまたの機会。 「最近、よく会うよねぇ」 この日、愛ちゃんに認知されたのを確認できましたワン♡

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