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ひょん

見城さんからのお返事に「編集者という病い」の序章について書かれていましたので、帰宅後真っ直ぐに本棚に向かい、「外部」と書かれている部分を再読させて頂きました。たくさんリトークして頂いた方々もいらっしゃいましたので、ご紹介させて頂きます。 これは「暗闇のジャンプ」、つまり認識者から実践者になる事を、沢木耕太郎さんの「深夜特急」の解説を通じてご説明されています。こちらの解説が表現を含めて素晴らしいので、ご紹介がてら引用させて頂きます。 ー認識者であった著者は、旅の中で外国と外人という文字通りの「外部」を身を持って体験していくのです。それは今までの人生を脱獄する旅であり、天使から人間になろうとする旅であると僕には読めました。かつて天使でなかった人間などどこにいるのでしょう。「暗闇のなかでジャンプすること」。その精神の軌跡が読む者の胸を撃ち、このノンフィクションを第一級の文学作品にしていると、僕には思えるのです。旅の間中、その漢詩集を携えていた唐代の虚無と幻想の詩人、李賀を「二七歳で自身を滅ぼすことのできた」と表現し、長い旅の最後の一行で、ロンドンから日本の友人たちに向けて「ワレ到着セズ」と電報を打つ真似をする著者の気持ちを、僕も解る、というのは言い過ぎでしょうか?ー 「外部」と関係するという事は、これまでの人生で身につけた常識や道徳、自分が依って立っていたあらゆる判断基準は全て捨てないといけないという事を意味します。ここでいう旅というのは、そういう旅なのです。結果的にその旅は、「自分を滅ぼす」ことになってしまいます。 自分を滅ぼすとか言うと、じゃあ駄目じゃんと思ってしまいがちですが、そうではありません。そうではなくて、それ程の経験をしなければ、自分の殻から抜け出る事は出来ないという意味です。だから、見城さんは自分の人生からの「脱獄」と表現しているのであり、ここの著者も自身を滅ぼすことの「出来た」という表現をしているのです。結果的にこの著者は著者自身のかけがえのない人生を歩みだしており、だからこそ、「我到着セズ」と言えるのだと思います。見城さんもそれが分かると仰っていますが、それが何故かは、この「編集者という病い」の本文に書かれています。 見城さんのお返事から、序章に書かれた「外部」という1語だけを振り返るだけで、これほど色々と考えるきっかけになるのですから、どれ程濃い内容の本なのか分かって頂けると思います。また、この755で惜しげもなく紹介された数々の名言がどれ程貴重だったのかが分かります。 改めまして見城さんには感謝しかありません。本当に有難うございました。リトークとコメントを頂いたのは感激でした。しばらくお目にかかれない事は大変残念ですが、来年、必ず戻って来られることを希望としてお待ちしたいと思います。

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ひょんのとーく
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  • ひょん
    ひょん

    「蜜蜂と遠雷」直木賞受賞おめでとうございます🎊㊗️🍾🎉

    昨日の夜買ったばかりで、まだ半分弱のところです。電車で読んでると降車駅に着くのが残念に思うぐらい面白く、早く先が読みたくなって仕方ありません。

    国際ピアノコンクールに出場する4人のピアニストを描いた物語。コンクールに全力を傾ける1人1人の想いに、共感せざるを得ません。個人的には4人の誰が勝っても、一緒にガッツポーズを取ると思います。

    コンクールの出場者がピアノの弾いてる場面では、曲を知らないにも関わらず、見事な演奏が響きます。その演奏を背景に、色々なエピソードやセリフが繰り広げられるという、まるで映画を観ている様な読書感覚を経験しております。

    そして、これは最後まで読まないと分かりませんが、この物語には現代の人間が忘れてしまった大事なものが描かれているという予感がします。人間が人間であり続ける為の大事なものが。そういう意味で、この物語の宛先は音楽好きな人だけではなく、全ての人々なんだと思います。だからこその直木賞!

    これから、最後まで一気に読みたいと思います。その大事なものを感じ取る為に。

  • ひょん
    ひょん

    本当に聴こえるんですよ。曲知らないのに。しかも、演奏してる人をバックに、それを観ている支援者の記憶が映像で重なってくるとか凄いです。

  • ひょん
    ひょん

    「蜜蜂と遠雷」読了しました。

    耳元ではずっとピアノが鳴り響き、目の前には様々な景色が入れ替わり立ち替わり現れる。これほど読んでいて、体感として心地よい小説は無かったです。

    コンクールが舞台にも関わらず、コンクールの結果などはどうでも良くなってしまう。それよりももっとこの「音楽」を感じていたい。演奏が連れていってくれる高みで飛んでいたい。

    「世界が、世界が、世界が、鳴っている。」

    天才達が共鳴した時、世界は共鳴する。その共鳴に巻き込まれるのはとても気持ちいいものでした。

    この作品は、人間の成長あるいは人生について、難解で深淵なテーマなどに深く切り込みつつも、高いエンターテイメント性を保っているという名作です。ピアノに興味が無い人でも十二分に楽しめると思います。

    これは今後も読み返す作品になると思います。素晴らしい作品を、本当にありがとうございました。

  • ひょん
    ひょん
    ぶんきち
    ひょんさん、夜分にお邪魔します<(_ _)> りおりん、16歳のお誕生日おめでとうございます✨🎉🎂 チーム4公演にも通常で戻って来るのを楽しみにしています!

    ぶんきちさーーん!😆👍🏻

    お久しぶりです。

    メッセージどうもありがとうございます!

    公演早く戻れる様になって欲しいです。

    2月のイベントでカラオケで楽しそうに歌ってくれてたんですけどね。 公演戻って来れたら、泣く自信あります。😅👍🏻


  • ひょん
    ひょん
    削除されたユーザー
    ひょんさん!ご無沙汰してます^ ^お元気でしょうか?お仕事忙しいのかな? 私順調にゆるやかに、ゆきりんファンとして歩んでおります😉

    みぃさーーん、こちらこそご無沙汰しています。😂 コメント有難うございます。😆

    ここの所、755見る機会が減っておりまして返事が遅くなってすいません。

    ゆきりん推しいいですねー。8月ごろに福岡でソロライブありますよー。まだ日程決まってないですけど。きりんさんは絶対行くと思いますので、宜しければ是非!😆

    私は最近755に来る回数がめっきり減ってますけども、まあ、ちょくちょくは観てます。現場にも月1回弱は行って、ゆきりんとりおりんに挨拶していますw きりんさんにも会って挨拶してますよー。

    なので、なんだかんだ元気にしております。

    みぃさんもお元気そうで何よりです。今後ともよろしくお願いします。





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