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「Running Lean」も読んだけど、ユーザーテストで、「ユーザーがおかれているという想定の文脈を説明してから使ってもらう」旨があった。正しい結果は得られない。想定の文脈まで渡されたら、ユーザーはモデレーターに迎合する可能性がものすごく高い。強いバイアスがかかる。「Running Lean」は、文中で散々バイアスをかけるな、と言いつつ、一番の重要なところでバイアスがかかる手法を紹介している。

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UXデザイン、人間中心設計(HCD)
トーク情報
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    デザイン思考、サービスデザイン、UXデザイン、人間中心設計、いろいろな言葉がある。これらの差について語るよりも、同じものと考えたほうが、よい。

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    この分野の専門家なら、差について語る必要もあるだろうけど、現場では、これらの差はあまり意味を持たない。

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    社内説得において、スポンサー層(経営層)が、たまたまどの言葉で説得されたか、はあるかもしれないが。

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    リーンスタートアップは、ユーザー理解という点では、かなり粗い。手軽という意味の粗さではなく、精度が悪いという意味の粗さがある。

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    リーンスタートアップは、「仮説を検証する」という言葉がよくない。あの言いかたが、誤解を招いている気がする。

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    ユーザー理解において、もっとも失敗パターンは、仮説が間違っていることでは「なく」、10あるユーザー心理のわずか1か2だけをとりあげて仮説が正しいと判断することにある。仮説は正しいが、足りてない。1や2が成り立つにはたいてい残りの8や9が要る。

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    人間が他の人間のことを考えるなら、10のうちの1や2は当たる。すると、仮説は正しい、とされ、リーンスタートアップによる事業は失敗する。これが「検証」しようという姿勢の典型例。

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    とくに仮説があると、人間には確証バイアスがあるので、その仮説にあった事象にばかり目がいって、仮説の不足部分には目がいかない。定性調査の原則は「仮説を捨てること」にある。その姿勢を、リーンスタートアップは誤って伝えている。

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    リーンスタートアップでも、「定性調査がはじまったら、仮説を捨て、調査と分析まで終わったところで、はじめて仮説とつきあわせる」としたほうがよい。

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    「Running Lean」も読んだけど、ユーザーテストで、「ユーザーがおかれているという想定の文脈を説明してから使ってもらう」旨があった。正しい結果は得られない。想定の文脈まで渡されたら、ユーザーはモデレーターに迎合する可能性がものすごく高い。強いバイアスがかかる。「Running Lean」は、文中で散々バイアスをかけるな、と言いつつ、一番の重要なところでバイアスがかかる手法を紹介している。