幻冬舎presents『郵便屋さんちょっと P.S. I love you』の厚木公演を観にいきました。
二十二歳の僕は、見城さんの素敵なお計らいで今回も無料で観劇させていただきました。(セコいですごめんなさい。)見城さんに心からお礼を言いたいです。本当にありがとうございました。
二回目の観劇で、余裕を持って観ることができたからでしょうか、一回目のときに見えなかったものが見え、感じなかったことを感じられて、一回目とは比べ物にならないくらい、凄まじく感動しました。
最初のジョン・センジロウの登場。こんなにも格好良かったのか。この時点でもう涙が出そうになりました。
童貞塾のシーンでも、なぜか涙が出そうになっていました。
あぁ、これで最後の公演か。これが終わったらもう観られないんだな。そう思うとどうしても切ない気持ちになり、一瞬でも目を閉じたくないと強く思いました。まばたきしてしまう自分が悔しくて仕方がなかったです。
終盤に近づくにつれ、「まだ終わって欲しくない、まだ死んで欲しくない。」という思いが強くなり、涙が出ていました。「舞台は生き物だ。」心の底からそう思いました。
最後のシーン。切なくて堪りませんでした。幕が降りて我に帰ると、涙と笑いで全てが出て行ってしまって、自分の中が空っぽになったような感覚でした。なかなか立ち上がれませんでした。
ていちゃん、菜見子、菜見子の母親、ゆり子、そしてはっちゃん。人にはそれぞれの苦悩があり、それぞれが悩みながら、必死に前へ進んで行く。そう思えて人間が、たまらなく愛おしく感じられました。
ブレない生き方をすること。これが何者でもない僕の、人生の最大のテーマです。こんなにも素晴らしい舞台と出逢えて、そして二回も見られて良かったです。来年の幻冬舎プレゼンツの舞台は、五回は見に行きます。
見城さん、この世あらざる空間に居合わせることができる最高の機会を与えて下さり、本当にありがとうございました。
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