わんたんさん

おはようございます！今日の番組楽しみにしてます。昨日のＢＳ４Ｋ版大草原は今のコロナ禍の状況と似ていて、やはりこのドラマのテーマは普遍的だと改めて思いました。シーズン５の『死におびえる町』です。時間があったら是非！https://www4.nhk.or.jp/daisougen/x/2021-06-12/44/10154/2990112/

TDCHが終わり、落ち着いたので、アマプラで視聴してみました。 感染症というのは人間の欲望によって拡大していく、というところが強調されていたように思います。新型コロナもグローバリズムという際限のない欲望が世界的パンデミックを引き起こしたとも言えます。馬車を盗んだ男の息子も、妻が「あなたの馬鹿げた夢」と言ってたことから、男の欲望の結果感染したことが暗示されていました。 そして町のパンデミックを引き起こした羊飼いは物語半ばで炭疽菌で死にますが、キリスト教を背景とした物語では概して、罪を犯した者は死を与えられる、という法則があるように思います。韓国サスペンスなんかでも、罪重き者は必ず死にます。…が、最近、それを覆す物語が出てきているように思います。アメリカドラマであれば『ザ・ボーイズ』、韓国では『ヴィンチェンツォ』とかですが、「悪をもって悪を裁く」という物語なんですね。これらは、世の中には正義や善、あるいは近代法では裁けない悪というものがあり、それを駆逐するには「法から逸脱した行為＝悪」を行使する以外ない…という感じなんですね。『ザ・ボーイズ』なんて、敵となる悪が〈ヒーロー〉そのものですから分かりやすい。ドラマの新しい潮流かもしれません。