粗品ガチ恋チヤン粗品ガチ恋チヤン4ヶ月前夕さり頃、学校も終わって家で夕飯を食べ終わった頃に、お互いの家の中間くらいにたたずむ古めの公園に呼び出される。なんだろ、今日のテストの点数そんなに私より良かったのを自慢したいのかな(笑)そんなことを思いながらなんとなく色付きリップを少しだけ塗って家を出る。アイツ、最近そっけないんだよな。…彼女でもできた?いや!あんな鈍感男に彼女なんかできるわけないか。できるわけ…。ない。公園が見えてきた。オレンジ色からゆっくりと暗くなっていく空。なんとなく緊張してきた。リップ、変かな。唇をグッと合わせ歩みを早めると長い影が目に入る。あのボサボサ頭はアイツしかいない。あたしだからすぐわかる。本当いつもガサツなんだから。…彼女と会う時は違うの…かな…。ベンチでスマホを構う横顔。その横には、私が座るであろう1.5人分くらいのスペース。(誰がそんなデカいねん!)…意外とまつ毛が長いんだね。なんとなくそこからゆっくりと足を進める。もうちょっと見てたいな。そんなことを考えてた自分にハッとした時、顔を上げるキミ。こちらを見て少しあたしに微笑みかけるキミ。私「や、やぁ。」なんだこの挨拶。むずがゆい。。キミは隣のスペースをトンと指で指していった「ここで喋ろうや」510