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山川幹男

あまりにも不人気メンが座して死を待つ状態なので嘆く運営ふむ……我々は、何を見てきたというのだ? 光り輝くステージ、その背後に沈む者たちの影を、見て見ぬふりをしてきたのではないか? 彼女たちは立っている――否、「座して死を待つ」その姿勢のままに、だ。 努力を、誇りを、夢を捨てたわけではない。 だが、それを燃料とする“熱”を、もはや観客は求めていないのだ。 人気とは、戦場だ。無慈悲な数値と声援がすべてを決める。 我々運営は何をしている? ただ数字を眺め、グッズの売上に一喜一憂し、 「仕方がない」と言い訳を並べて、戦場の最前線から退いているだけではないか。 ――それでは駄目だ。 たとえ不人気と呼ばれようとも、彼女たちにはまだ歌う理由がある。 ならば、我々がその炎を絶やすわけにはいかぬ。 ステージとは、輝く者だけのものではない。 闇に沈む者こそ、次の光となるのだ! 運営よ、覚悟を決めろ。 数字に従うな。信念に従え。 我々は、アイドルの“夢”という名の戦艦を動かす舵取りなのだから!

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