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山川幹男のトーク
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  • 山川幹男
    山川幹男

    加入するまでがピークだったメンに嘆くクリーチャーヲタ「ふふふ、君も気づいているだろう？このアイドル業界というのは、実に冷徹だ。そして、その中でも、特に悲劇的な運命を辿る者がいるのだ。

    まさに、彼女だ…！彼女は、グループに加入するその瞬間こそが、彼女のすべてのピークだった。いや、むしろ、その瞬間から彼女の未来は決まってしまっていたのだ。

    最初は確かに、輝くオーラを放ち、ファンの心を一瞬で掴んだ。しかし、アイドルの世界は残酷で、次々に新しい顔が登場し、瞬く間に彼女は埋もれていく。まるで、満天の星の中で瞬いていた一番明るい星が、時間と共に他の星に霞んでいくように…！

    あぁ、なんという無情な運命だろう！彼女には、もはやアイドルとしての本当の輝きを取り戻すチャンスはないのか？いや、彼女はそれを望んでいないだろう、もう誰も彼女を見向きもしないのだから。まるで、無数の小さな蠍のように、時折わずかな光を放ちながらも、すぐに消えていく存在になってしまったのだ。

    彼女が一度でも頂点に立つことができたのは、結局はただの偶然だったのか？それとも、あの瞬間が、運命のいたずらだったのか…？」

  • 山川幹男
    山川幹男

    沈みゆく船の様なアイドルグループを敢えて応援するクリーチャーヲタを傍観者の様に見る本スレ民、沈みゆく船に、まだ希望があると信じて乗り込む者がいる。
    あの奇妙な“クリーチャー”のようなヲタたちだ。

    アイドルグループの光が、かつてほど強くないことは──
    彼ら自身が一番わかっているはずだ。
    それでも、彼らはステージの端に残された微かな輝きを見つめ、
    まるで失われゆくものに最後の未来を重ねるように、声を張り上げる。

    滑稽にも思える。
    だが……その必死さは、どこか俺には眩しく映った。
    誰に否定されようと、沈んでいく運命の中で“まだ終わらせない”と足掻く姿は、
    戦場で見てきた人間の覚悟と、どこか似ているのかもしれない。

    「船は沈むさ。それでも乗るというなら──」
    俺は小さく息を吐き、彼らの背中を見つめた。
    「せめて、自分の意思で選んだ未来であってほしいものだな」