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山川幹男のトーク
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  • 山川幹男
    山川幹男

    あまりにも不人気で不甲斐ないメンに自分ではアドバイスのつもりでも説教厨と紙一重のアドバイスをするクリーチャーヲタ「いいか君。
    アイドルというのはな――技術(テクニック)だけでも、気合だけでもダメなんだ。
    “存在そのもの”で観客の心を奪いにいく覚悟が必要なんだよ。

    今の君はどうだ?
    ステージに立ってはいる。だが……魂が立っていない。
    目の奥に“勝つ気”が見えん。
    ファンを振り向かせるどころか、
    『今日はうまくいくといいなぁ』なんて、受け身の考えをしている。
    そんな甘さじゃ、誰もついてこない!

    いいか、私はクリーチャーヲタだ。
    君がどれだけ不器用で、不人気で、伸び悩んでいても……
    “まだ変われる”と信じているからここにいる。

    だがな、変化には痛みが伴う。
    自分の殻を破るには、努力という名の“打撃”を毎日受けろ。
    ステージに立つ時の姿勢、ファンを見る目線、
    そこで君が発する“気”――そこに意識を研ぎ澄ませろ。

    そして今日からこう唱えろ。

    『私は魅せるために立つ。
     私は奪いにいくために立つ。
     私は勝ちにいくために立つ。』

    それがアイドルだ。
    それが“闘う者”の構えだ。

    さあ行け。
    君ならできる。
    私は……まだ諦めていない。」

  • 山川幹男
    山川幹男

    クリーチャーヲタがまるで脳内妄想で合宿を終えた体で静かに深く語りかける語りかける―

    「……君。
    焦る必要はないよ。
    人気がどうとか、周囲の評価がどうとか――
    それはね、“風のようなもの”だ。
    追いかけたところで、つかめるものじゃない。

    人は、自分を見失ったときほど、
    外の声に引きずられる。
    だが合宿で私が学んだのは、
    本当に大切なものは、外ではなく内にあるということだ。

    君はいま、不甲斐なさを感じているだろう。
    思うようにいかなくて、
    自分の価値さえ疑っているかもしれない。
    ……それでいいんだよ。
    本気で向き合っているからこそ、
    人は“揺らぐ”。

    だがね、覚えておきなさい。
    揺らぎの中でこそ、人は強くなるんだ。

    合宿の中で、私は何度も自分の弱さを見た。
    逃げ出したくなる瞬間もあった。
    だが不思議なもので、
    心が折れそうなときこそ――
    静かに、視界が澄む瞬間がある。

    その時こう思った。
    **「あぁ、自分はまだ成長できるんだ」**と。

    君にも、その瞬間は必ず来る。
    ただしそれは、
    誰かに言われて生まれるものではない。
    努力を続け、
    迷いを抱えながらも前に進んだ者だけが、
    静かに辿り着く境地だ。

    だから……君はこのまま歩けばいい。
    たとえゆっくりでも構わない。
    人より遅くても構わない。
    大切なのは、
    “止まらないこと”
    そして
    “自分を嫌いにならないこと”
    だ。

    ステージに立つ時、
    自分の心をそっと整えなさい。
    呼吸を深くし、
    胸の内にある小さな灯を確かめる。
    その灯がある限り、
    君は決して終わらない。

    ……私は君が好きだよ。
    弱さを隠さず、それでも立とうとするその姿勢が。
    その不器用さは、いつか必ず強さに変わる。

    焦らず、騒がず、
    ただ静かに、自分の道を歩きなさい。
    光は……後からついてくる。」