じょしらく チームご 6月22日(チームご 初日)感想 6月22日の19時、他2チームが既に3公演こなした上でとうとう満を持して チームご が初日を迎えた。 個人的には6月18日のじょしらくを見た俺の中では、今日の公演のハードルは凄まじく高くなっていた。 しかしそのハードルを軽く上回るのが乃木坂なのだ、運営は常に悪い意味で期待を裏切るが、メンバーは常に良い意味で期待を裏切るパフォーマンスをしてくれる。まあこんな時の運営批判はやめとこう とまあこんなところで個人個人の感想へ まずは江戸っ子口調の姉御肌、今舞台の主役であろう 蕪羅亭 魔梨威 役のみさ先輩。 圧倒的な演技力、周りを見て動けるあの余裕、これがみさ先輩の実力なのかと思い知らされた。 何より最後の場面の 自分は落語家なのか、アイドルなのかで葛藤し、自分の進むべき道を自らで選び決意をする場面では、目に涙を浮かべながらの迫真の演技で会場を完全に飲み込んだ。 みさ先輩が755であの涙について「衛藤の感情ではありません。まりーさんとして、まりーさんの涙です(*^^*)」と語ったのが全てだろう。あの瞬間、ステージ上にいたのは衛藤美彩ではなく"蕪羅亭 魔梨威"そのものだったのだろう。 次は実は不登校歴のある元気っ子、波浪浮亭 木胡桃 役のきいちゃん。 前回のプリンシパルtroisの全22公演に出たメンバーの中で第2幕に出た回数が最も少ないメンバーで、ブログにも演技には苦手意識があると書いていたメンバーだったため、このチームの中では1番心配していたメンバーだった。 しかし、今日ほどプリンシパルを観たことがないことを後悔した日はない。なぜなら、きいちゃんの成長した後の姿しか観れなかったからだ。 もちろん、きいちゃんときぐちゃんのキャラがよく合っていることもあるのだろうが、とてものびのびできていたように見える。 別にセリフを全てスラスラ言えたわけではない、むしろ若干言い切れてないセリフも思い出せるだけでもいくつかある。だがそれでもきいちゃんのあの元気さは見ている観客を笑顔にして、元気にさせる効果があるのだ。 次はメガネキャラでは珍しい武闘派…いや、暴力キャラの空琉美遊亭 丸京 役のジョンソン。 とにかくジョンソンはふとした訳のわからない一言が面白すぎた(笑) ストーリーを壊すことなく、ストーリーに沿った訳のわからないことを言う。余裕がないとできない芸当だよなと思いながらも思わず爆笑してしまった… 終演後に他の4人が「あみは本当に緊張してなかったよね」と言っていたが、"自然な演技"という点では今日のチームでNo.1だったと言える。 そして個人的な願望だが、桂枝太郎さんに落語家に誘われたジョンソンの創作落語は見てみたかった… 次は時期によるテンションの差がある訳じゃない、常にテンションが落ちている暗落亭 苦来 役の飛鳥。 れなちの苦来がネガティブさ全開の苦来なら、飛鳥の苦来は毒舌感全開の苦来だったように感じる。 チームら と チームご で同じ役柄を演じる2人の中で最もギャップがあったのが、れなちと飛鳥が演じる苦来だったかな。 飛鳥の演技には安定感が常にあった。メンバーが少しとちると笑ってしまうというご愛嬌もあったが、飛鳥自身が噛んだりとちったりする場面はなかったかかと記憶している。 苦来はかなり癖の強い役柄だったが、なぜか飛鳥はわりと自然体で演じられてた。もちろん原作の苦来よりも幾分か明るくなっている気はするが、飛鳥のあの闇を感じさせる部分が苦来とリンクしたのだろう。 それにしても本当に凄い度胸だな飛鳥は。 最後に残していたのは5人のまとめ役、乾燥肌の防波亭 手寅 役のひめたん。推しメンだから最後まで残してみました。 よくよく考えたら俺はプリンシパルを観たことがないためひめたんの演技をきちっと観たことはないのだが…なるほど、推していて本当に良かったと感じた。 ひめたん今日までに10人の演技を観たが、ひめたんが最も普段とのギャップがある演技をしていた。 そして今回ひめたんの演技を観て感心したのが、どうしたら観客を楽しませることができるのかと言うことを本当によく考えてやってくれていた ということ。 ちょっとした仕草、動きの一つ一つに工夫が感じられ、常に楽しく観られらように考えて芝居をできていたなと感じた。 そして今回創作落語を披露したのもこの子。寿限無の現代版というかアイドル版を披露したが、落語に対する熱意がひしひしと伝わった。 俺は落語のらの字も知らないが、ひめたんの落語には勢いと自信があったように見えた。本当は不安もあったとは思う、だがそれを上回る"楽しい"という感情があの勢いに現れたのだろう。 とにかく今回創作落語の披露という山場を越えたため、これから先の4公演はもっとリラックスして臨めることを祈っている。 今回のチームご は個性がかなり前面に出ているチームかと思われる。そして残すチームく も観てどうなるのかが今から楽しみだ