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「誰かのためにプロジェクト」応援!(仮)
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「48グループメンバー、被災地へ」 AKB48 込山榛香さん編 かおたんが被災地のこどもに聞いた 「例えば、他のグループで大好きなメンバーはいるの?HKTでは?」 小学生の小さな子は笑顔で応える 「こみちゃん!」 オレとかおたんは同時にツッコむ 「こみちゃんはAKBだよ!笑」 と、被災地の小さな子にもこみちゃんは人気だ。それはどうしてだろう? こみちゃんには被災地とこども達に人気がある理由も、愛される理由もある。それを振りかえってみよう 今から3年前の2013年10月19日、パシフィコ横浜の握手会でメンバーさん達向けにジオラマの第一感展示が行われた。 当時はまったくと言って良いほどジオラマは知名度はなく、知られていなかった。だからこそ、メンバーさん達に見てもらいたいと被災地のこども達の気持ちを汲んで、運営さんがジオラマ展示をしてくれたんだ。 このジオラマ展示で、こども達は後の交流に繋がる素晴らしい様々なメンバーさん達に出会った。 ジオラマを展示して程なく、数人のメンバーさん達が見学にやってきた 胸にはAKB研究生の名札をみんながつけていた。 その子達が楽しそうにジオラマを見学するので、どうぞ座ってのんびり見て下さいとオレは促した。 研究生の1人が丁寧にオレにお願いをしてきた「ここで、みんなでゴハン食べて休んでも良いですか?」その研究生こそ、今の向井地美音さんだった つまり、そこに来た研究生達はAKB15期生いちごちゃんずのみんなだった このいちごちゃんずとの出会いはこども達とジオラマに大きな影響を後に与えていく事になる素晴らしい出会いだった。 いちごちゃんずのみんなはジオラマを囲んでワイワイ話したり、ケータリングの食事を楽しくみんなで食べたりしながら、ジオラマを見学してくれた その中でジオラマの側から離れず、実に7時間も展示を守り続けた研究生さんがいた。 こみちゃんこと、込山榛香さんがその人だ。こみちゃんはなーにゃと何やら楽しく語りながら、ジオラマを見て解説していた 途中で松井玲奈さんや大島優子さんが来ても、動じないどころか一緒にジオラマをみて「ここが良いポイントなんですよ〜」とか笑いあっていた。 何時間も経って、いちごちゃんずのみんなは撮影で呼ばれて、やがて1人ずつ帰って行った その中でこみちゃんとなーにゃが残り、なーにゃが撮影で呼ばれて最後はこみちゃんだけが残った。 オレはこみちゃんに何時間も見守ってくれるのはありがたいが、大丈夫なのかいと聞いた、するとこみちゃんはめっちゃ笑顔で 「大丈夫です!わたしはこの後もお仕事がありますから、ここにいた方が都合が良いんです!」 と応えてずっとジオラマの側にいた。 やがて握手会も終わりの時間が来た。こみちゃんはずっとジオラマを見ていた。 そんなにジオラマが好きなのかと聞くと、こみちゃんはジオラマを指さして語り始めた 「ここにいるのは家族で、この子の親がこの人形。こっちは結婚式の花嫁さんで、ここにいるのがお父さん」 驚いた。ジオラマにはある秘密があった。それは被災して未来を迎えることが出来なかった家族の為に、こども達がジオラマの中で永遠に過ごそうと思いを込め置いた人形だった あれだけのジオラマの中から、こみちゃんはこども達が隠して配置した被災の悲しいメッセージを読み取っていたんだ。 そしてこみちゃんは笑って言った 「作っているのは、あなたですね。ジオラマから同じ匂いがするんです。わたしにはわかるんです」と こみちゃんは何時間もジオラマを守って、当時誰も知らなかったジオラマの秘密を次々と見破った ジオラマに隠されたこども達の被災した人のメッセージを見つけたんだ。 オレは感心しながらこみちゃんに言った、きっとこども達は喜ぶだろう、隠されたメッセージを見つけた事を。そしてこども達はこみちゃんを応援するだろうと。 こみちゃんは 「こども達に会いたい。全然有名じゃないけど、これを作ってくれたこども達に、わたしは1番近い距離で話を聞いてあげたいです」 屈託無く笑顔でジオラマを見ながら語るこみちゃんに、オレは強い未来を感じた。必ずこの子は、AKBの中で上がってくる。そう感じた オレはこみちゃんにお礼を言って、こども達に必ず伝える事を約束した。 こみちゃんは真っ直ぐに見て、こう応えた 「いつか必ず。自分のチカラでみんなに選ばれて、こども達に会いに行きます。約束します。こども達に待っていて下さいと伝えて下さい」 そこからオレはこども達の感謝の伝言役でこみちゃんの握手に通った 最初は誰も並んでいなかったレーンが、やがて2列、3列とお客さんが増えて行った。こみちゃんは努力をした、例え誰に何を言われようとファンやこども達に、自分を支える人達に応え続けた 応援するこども達にぐぐたすでメッセージを送ったり、新しいジオラマ作品が完成すると自分のように喜んでくれた。 そしてジオラマとこみちゃんが出会ってから2年の月日が流れた 2015年5月24日被災地訪問 こみちゃんこと込山榛香さんは訪問のメンバーの1人としてやってきた。 ジオラマにとって、こみちゃんといちごちゃんずのメンバーさん達は人気のメンバーさんだった。 この日、ジオラマのこども達が最も信頼するメンバーさんが訪問するという事で岩手のテレビ局が取材にくる程、こみちゃんの話はこども達の中で有名だったんだ。 こみちゃんは訪問した中で、一度も悲しい顔や悲しみに同調した姿を見せなかった。全て笑顔で応えた そして慰霊の意味を込めた場所で、被災したこどもの代表が訪問したメンバーさん達の前で震災の体験を語り、感謝のメッセージを披露した。 こみちゃんはメンバーが並ぶ列から自発的に前に進んで、メッセージを読むこどもにめっちゃ近づいてそれを聞いた 「これを作ってくれたこども達に、わたしは1番近い距離で話を聞いてあげたいです」 2年前の約束だ。 こみちゃんは忘れてはいなかった 約束を果たしにこども達に会いに来たのだと、オレは気づいた。 写真のこみちゃんは、その時の瞬間ものだ。 悲しみに同調するのではなく、笑顔でこども達の話と想いを受け止めたこみちゃんは、こども達の全てを受け止める立派なAKB48のメンバーさんになっていた。 こみちゃんはこれ以降も訪問をして、その度に笑顔いっぱい、元気いっぱいの姿で被災地の人やこども達に元気を届け続けている。 その可愛らしさとパフォーマンスと笑顔は、小学生にも人気になるほど今は知れ渡っているんだ。 こみちゃんはこども達に約束をする前に、おそらくあのジオラマ展示の時に自分自身に約束をしたのだと思う。 自らAKB48のメンバーとして、みんなに選ばれていく事、その姿を見せて約束を果たす事がこども達に勇気を届ける最良の方法だと決めていたんだろうと思う。 約束を守り、こみちゃんは自分の決めた物語を完成させ、こども達や町の人達にずっと愛されていく事になったんだ。 ジオラマには各グループで決まった区画があるが、こみちゃんのジオラマ作品といちごちゃんずのジオラマ作品はAKB区画の中には無い それはこども達にとって、チカラになってくれたいちごちゃんずと、こみちゃんが特別に愛されている事を示しているんだ。 最後に。 最初のジオラマ展示の時にずっと見守ってくれたこみちゃんが言ったこと。わたしはこの後も仕事があるから大丈夫です。は、実はウソだ。 こみちゃんは心配をかけまいとして、ジオラマの場所に居続けるために小さな可愛らしいウソをついたのだった。 こんなエピソードも、こども達や町の人達に好かれる理由な一つとして今も伝わっているんだ。

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