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まなぽん@のえピー隊
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#67 第2回AKB48グループ対抗大運動会 第2回AKB48グループ対抗大運動会が閉幕した。 結果を端的に言えば、 我らがNGT48が初出場初優勝の快挙を成し遂げた。 それもチームは1チーム、出場選手は選抜メンバーのみ、かつ柏木由紀がチームBとして出場していたことで選抜から柏木を除く15人のみという「絶対不利」との下馬評。 さらに追い討ちをかけるかのように太野や中井に度重なるアクシデントが続き、満身創痍で全員でつかみ取ったチームワークが結びついた優勝だった。 筆者も声を枯らし、涙が溢れてしまった。 劇場公演ではないが、チームとしての団結・一体感がはっきりと目に見えた素晴らしいイベントだったので、執筆させていただきたい。 筆者の観覧位置はというと、幸運にも200レベル、つまり前から7番目の席で、しかもNGT48の待機席の真正面かつ、徒競走インタビューコーナーの目の前といういわゆる「神席」だった。 NGT48の1種目目、ドッヂボールではチームKⅡの怒涛の勢いに全く歯が立たず、初戦敗退。 しかし、第2種目の大縄跳びでは、練習で何度も引っかかっていたのに、本番になると突然チームの動きがキュッとまとまり、集中して回数を重ねていく。 他チームが引っかかってしまい、ついにNGT48が決勝に進出したのだ。HKT48が遅刻していたため、決勝は到着次第の決行となった。最終的には1位のKⅡから1回少ない72回で惜しくも終了となったのだが、なんと奇跡的にスクリーンのカウントが1回分少なくなっており、正確な回数に訂正され、1位タイの73回となり、同率1位という結果になった。 第3種目の50m走では、その勢いは持続したいところであったが、全くNGT48メンバーが決勝進出できず、全く見せ場を作れないまま最終組になった。 最終組の走者は前日まで熱を出し、ドッヂボールは大事をとって待機席からの観戦だった山田野絵。 ドッヂボールの初戦敗退の悔しさからか、唯一涙を流した熱い気持ちを持っていた。 しかし、彼女が今大会でMVPと言っていい活躍の序章はここから始まるのだ。 MCや観客に目もくれず、1人集中力を高め続けた山田。 ヨーイドンの撃鉄が落ちると勢いよく飛び出し、そのまま勢いは落ちることなく駆け抜け、僅差で決勝進出を手にしたのだ。 そして迎えた決勝。 山田は予選に同じく1人になり、集中力を高め続ける。 そして運命の撃鉄は落とされ、隣のレーンの村山に引っ張られ好スタートを切ると、ぐんぐんスピードをあげ、なんと決勝で2位という偉業を成し遂げてしまった。 優勝者より大騒ぎする山田のその勢いに飲まれたか、前回優勝のチーム8はこの勝利以降アクシデントが続くこととなる。 最終種目を迎える前に中間発表が行われた。 NGT48のNⅢは第1位のSKE48チームKⅡに20点差で食らいつき、第2位につけていた。優勝は間違いなく射程圏内だった。 そこで迎えた運命の最終種目。恒例のリレー対決だ。 ついにNGT48の歯車は狂い始めてしまう。 第4走者の太野彩香が第3走者の本間日陽からバトンを受け取った際、他のランナーと交錯し、バトンをお腹に刺してしまい、そのまま倒れこんでしまったのだ。1番に駆けつけたのは、直近にいた田野優花だ。大人たちが駆け寄っていく。太野はそのまま立ち上がることなく、負傷退場という不本意な形となってしまった。 誰もが勝負を諦め、NGT48の優勝はその手からこぼれ落ちかけた。 その瞬間、第3走者であった本間がそのままバトンを拾い上げ、そのまま走り出したのだ。 半周以上の差がつき、勝負は目に見えていた。 それでも諦めずにひたむきに走る本間に会場全体が声援を送っていた。 そのままバトンは繋がれ、北原キャプテンの走る順番になったが、太野の介抱でとても出られる状態ではなかった。 しかし、なぜかランナーはそこにいた。 なんと、すでに一回走っている小熊倫実がレーンにおり、2回目を走ったのだ。 レース展開が早く、考えている余裕などなかった。 本間と小熊の機転がNGT48の窮地を救ったのだった。 当然、前途のように勝てる見込みは皆無だった。 NGT48は予選1組目の最下位。 会場全体も、そして筆者も当然のごとく、優勝争いからきっと消えただろうと思うのと同時に太野の容体への心配も重なり、NGT48ファンと、メンバーのベンチは、すっかりお通夜ムードとなっていた。 ここで、筆者が正面の席だったために飛び込んできた光景がある。 責任を感じていたのは、その太野の前走者だった本間だ。 太野の怪我を誘発してしまったという自責の念に駆られ、ベンチで1人メンバーの輪から離れ、リレーの決勝がまるで他人事のように行われているトラックを見つめながら、涙を浮かべていた。それに気付いた副キャプテン荻野由佳と、西潟茉莉奈の2名が駆け寄り、慰める。中間発表で整列した際も山田が後ろからしっかりと本間のフォローをする。 優勝する、しない以前に、こんな瞬間に遭遇できたこと、素敵なチームが新潟にできたことに誇りに思う。 そんな中、優勝決定戦に進むチームが発表された。 いきなり発表の第3位のチームはチームNⅢ。 なんと大量得点のあるチーム対抗リレーの予選最下位だったNⅢがなんとか踏みとどまり、そのまま優勝決定戦へと駒を進める奇跡が起きたのだ。 筆者は思う。 きっと諦めずに完走したチームNⅢへの神様からの贈り物だったのだろうと。 筆者も推しメンの怪我という悲しい現実に完全お通夜ムードだったのだが、 失われていた活力が再びみなぎった。 優勝決定戦はチーム対抗PK戦。 第2位のHKT48と対戦し、その対戦に勝利したチームが総合1位のKⅡとの決勝戦に挑む。 勝利の女神はまたもNGT48に微笑んだ。 あれよあれよのうちに初戦のHKT48を下し、決勝の体育会系のチームKⅡとの戦いで勝負を決したのは、チームで最も運動神経のないまほほんこと山口真帆。 誰もが諦めていた瞬間、山口のインサイドよりで蹴ったボールはゴールマウスの左端、KⅡのキーパー松村香織の伸ばした右手の10センチほど先を通って、ゴールネットに突き刺さるスーパーミラクルゴールが生まれ、 ついにNGT48が優勝したしまったのだ。 思い出してほしい。 昨年の第1回AKB48グループ対抗大運動会では、NGT48はAKB48グループのイベントでの初お披露目だった。 そんなグループが1年後、優勝するという奇跡。 そして唯一の負傷退場が筆者の推しメン。 なんだか、不思議な力を感じてしまう。 NGT48にフューチャーして執筆してしまったが、 今回ほど個人的に楽しめたイベントは無かった。 MVPの活躍を見せた山田野絵。 決勝ゴールをたたき込んだ山口真帆。 負傷退場するまで誰よりも練習を重ねた太野彩香。 やはりここ1番で勝負強かった加藤美南。 機転を利かせてチームを救った本間日陽と小熊倫実。 常にメンバーを励まし続けた荻野由佳と西潟茉莉奈。 普段見せない悔し涙を流した村雲颯香。 チームを導いた北原里英。 常にメンバーの近くにあり続けた今村悦朗支配人。 他にも1人も欠けずに全てのメンバーがいてのNGT48だった。 結成1年で、メンバー同士が支え合えるNGT48というグループに出会うことができてつくづく誇りに思う。 NGT48チームNⅢ、優勝おめでとう。

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AKB48Gレビュー【自己満カフェ・まなテリアぽん】
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    #71 西潟茉莉奈


    不器用太陽。

    西潟茉莉奈は、この公演で21歳の誕生日を迎えた。

    西潟はポンコツエピソードが目立ち、ダンスも歌も、お世辞にも上手いとは言えないメンバーだ。
    筆者自身、チームNⅢ1st『PARTYが始まるよ』公演で、もっとも完成度の低いメンバーとして評価してしまったメンバーの1人である。

    ぎこちない動きと、苦しそうな固い表情。
    緊張とプレッシャーからか、バイトAKB経験者とは到底思えないパフォーマンスと、遅れてスタートしたコテコテの新人にあっという間に追いつかれた感さえある西潟に筆者は、本年1月28日の初公演観覧後に不安を覚えたことも記憶に新しい。


    しかし、その人柄の良さ、ファンに対する丁寧さでコツコツと多くのファンを獲得し、その声援は各種イベントでNGT48全メンバー中、最も大きいように思えるほどである。周りを見渡しても西潟の推しグッズを持っている人ばかりなほどだ。
    不器用を絵に描いたような西潟。
    不器用に不器用を重ね、人一倍それによって苦労してきた。
    アイドルに向いていないとネガティブになり、何度も何度もやめようと思ったという。

    そんな彼女を、今回の生誕祭では、
    手紙という形で、
    遠く東京の地から祝ったのは、
    西潟の母だった。


    「私向いてないから行かない。」

    バイトAKB出身の西潟は、
    AKB48グループのドラフト2期生オーディションの3次審査から参加できるという権利を持っていたのだが、
    自信がどうしても持てない自分に苛立ち、母に対しそう漏らしたという。


    それを聞いた母は、西潟に
    「1度決めたことは、最後までやり通しなさい。」

    と、厳しくも暖かい言葉で対話した。

    そう。
    西潟が、このNGT48のステージに立っているのは、
    母の説得があってのことなのだ。
    西潟は、手紙の冒頭からすでに涙がどうしても止めることはできなかった。母に支えられ、ここまで来たのだ。


    急成長はしない。
    一歩一歩踏みしめるように、
    ゆっくりと、ゆっくりと歩みを進める不器用でまっすぐな彼女。壁にぶつかっても必ず乗り越えるまで何度でもぶつかってみせる。
    そんな健気な西潟を見て、応援しない手はないのだ。
    裏を返せば、48グループの一員として、これだけ推して一緒に歩む感覚の「推し甲斐」のあるメンバーは彼女以外いない。


    茉莉奈ちゃん、お誕生日おめでとう。
    素敵な生誕祭を、ありがとう。

    キラキラとしたまっすぐな目と溢れる笑顔。

    彼女は、まさしくNGT48に燦然と輝く

    不器用な太陽だ。

  • まなぽん@のえピー隊
    まなぽん@のえピー隊まなぽん@のえピー隊

    さあ、皆様!!!!

    ついにリクアワ投票が本日から開始です!
    我らがNGT48発のオリジナル楽曲であり、メンバー含め全NGTファンが願う、

    『MAXとき315号』
    を我々の力で1位に押し上げましょうᕦ(ò_óˇ)ᕤ!!!!

    個々人で何票入るか計算し、入力していただけると助かります(^ν^)

    私個人としては、各モバイルやモバイルメール等で10票は確保できます!

    彼女たちの壇上で嬉し涙を流す姿を
    拝もうじゃありませんか!!!

  • まなぽん@のえピー隊
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    #72 16.11.13 NGT48劇場夜公演 チームNⅢ2nd『パジャマドライブ』公演


    筆者は11回目の公演、入場巡を意識しすぎたせいか、18巡で声が掛かり、上手側最後列中央の席で、「パジャマドライブ公演は3列目以降に行っていない」という筆者のジンクスは崩れ去った。
    やはり、ビンゴ抽選では気負わない者にこそ、女神は微笑むものだと痛感させられる公演だった。
    11月6日のSKE48劇場の出張公演において、公演のユニットシャッフルが12月3日に行われることが発表され、3日連続のメンバー生誕祭を経て、色眼鏡のない状態の公演を観覧できたことが何よりの収穫である。疲労感を全く感じさせない公演に感動すら覚えた。

    負け惜しみのようになってしまうが、今までの筆者の座席というと、パジャマドライブ公演では近すぎるが故に、全体のパフォーマンスというものが見ることができなかった。
    今回の席からは一つの視野に全てが収まり、はっきり言って初めてこのパジャマドライブ公演をチーム全体の完成度を肉眼でしっかりと捉えることができたように感じる。

    MCでは、一人一人が自分自身のキャラクターや役割を理解し、自分を出すことがかなりのメンバーもできるようになっている。廻しを務めるメンバーもその点を踏また上で、MCを廻すことが出来ているので、安心感のあるMCとなっている。
    ただ、その一方でMCが慣れないメンバー、話すスピードが早く、とりとめがないためたどたどしくなり、
    結局、何を伝えたいのかわからないメンバーがいる。

    そのメンバーは話の筋、骨組みをある程度決め、
    ゆっくり落ち着いて話すよう心がけるべきだ。
    このまま行くと、MCに自信のあるメンバー、苦手意識があるメンバーとの間にどんどんと差が開いて行く一方だ。
    そうならないためにも、MCでもダンスでも一つ一つ目標を決め、クリアしていくことを意識していくことが重要だろう。
    アイドルはそんなところも意識しなければならないと思うと、なんと荷の重い職種なのかと、追えば追うほど、その難しさを痛感する日々である。

  • まなぽん@のえピー隊
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    #73 16.11.19 AKB48劇場 NGT48出張昼公演 チームNⅢ2nd『パジャマ・ドライブ』公演


    昨今のAKB48社会現象の全ての原点となった、聖地AKB48劇場。
    NGT48劇場こけら落とし公演が70.5倍、なんと、この出張公演は、今公演を含め19、20日の2日間の応募倍率が90倍を超えたという。
    メンバーがはじめて立つ聖地のステージの1つ目の公演に入ることができた筆者は非常に幸運だった。座席については、下手側立ち見最前列の位置からの観覧となった。

    NGT48劇場と比較すると、
    背景のLEDパネルがない分、ステージそのものの迫力はやはりNGT48劇場が上回るが、逆を取ればその分一人一人のパフォーマンスで観客を納得させるほどのパフォーマンスが要求された。
    NGT48劇場に比べ、観客側に向くライトが少なく、暗闇に浮かぶペンライトは、ステージ上のメンバーから、普段よりもさらにコントラストがはっきりして、綺麗に見えたことだろう。

    レトロチックな演出があって、また一味違った演出が見られ、何と言ってもモニターのカメラワークがNGT48劇場と全く違い、曲の見え方、メンバーの映え方がとても良い方向に引き出されており、モニター観覧者にも飽きがこないものになっていたのは間違いない。
    上手下手の花道が長い分、ヘリの深い位置までメンバーが来てくれて、
    後列でも遜色なく楽しめることはAKB48劇場ならではの演出だった。

    課題を挙げるとすれば、
    中央でMCがあると上手、下手の柱が被って死角となってしまい、全く何も見えず声だけ聞こえることがあった。そのため、MCでは工夫が必要だったが、あまりその点についての工夫は見られなかった。MCはメンバーの雰囲気や性格を垣間見る大切なポイントであるが、柱が被ってしまったチームNⅢの公演を初めて観た観覧者からはどう映ったのだろう。
    構造上仕方がないものであるが、NGT48劇場のように柱の入り口側にカメラモニターを設置しても良いのではないかと感じるとともに、更なる改善点が見えた公演だった。



    比較はこの辺にして、メンバーに目を向けてみよう。

    SKE48劇場への出張公演を経てからの、このAKB48劇場出張公演は、前回見えた動きの固さは冒頭からあまり感じられず、それぞれの持ち味が出ていたように思えた。
    ただ、やはり統一感という点では首をかしげる点がある。

    ファーストインパクトである公演のM01は過去のチームBを歌った伝統ある大切な楽曲、『初日』。
    NGT48を初めて観に来た方を、この曲でグッと引き寄せなければならない大事なポイントであった。しかし、手の角度、出すタイミング、動きの大きさ、スピード全てにおいて良くも悪くも個性が出てきてしまった。
    ダンスに慣れてきたことが悪く出てきていると言っても過言ではない。
    それぞれの動きのクセがここ最近の公演で出てきているのはチームNⅢのダンスを牽引する本間日陽が語ったものであるが、それぞれの個性を出しつつ細かな動きを揃えていくことにベクトルを向けてほしい。

    とにかくそれくらいM01、「一曲目」というものは、
    このチームはどんなチームなのか、個性あるメンバーが集まってどんなパフォーマンスをするのかを計り知る、全神経を集中すべき最も重要なポイントなのだ。
    そこをしっかり理解した上で、今後さらなる完成度を上げていってほしいと願うばかりだ。

    どうにも、悪い点を列挙したように思える執筆となってしまったが、
    どのユニットも、一つ一つの完成度は素晴らしく高い。
    ユニットメンバーの化学反応が見事に融合して爆発的なパフォーマンスを発揮している。

    筆者は、公演のユニットシャッフルが発表されたあとに2度も劇場公演を生で観覧できるとは思わなかった。
    関東のNGT48ファンを尻目に、新潟の地からしゃあしゃあとメンバーにくっ付いていってしまった出張公演は、いい点悪い点共にはっきりと別れ、大きく意味のあるものになった。

    筆者が昼過ぎに秋葉原駅に着いた時、AKB48カフェは長蛇の列を作り、各人の目当てはNGT48出張公演限定メニューだ。
    筆者が公演を終え、午後4時過ぎに出てきた頃にはすでに完売していた。

    少しずつ少しずつ、関東のファンに対するアプローチを重ね、
    いずれは全国区のアイドルへ。



    ー新潟から、全国へ。

    朱鷺のように、羽ばたけますようにー。