ログイン
詳細
みぃ

シリコンバレー銀行(SVB)破綻による日本への直接的な影響は、現時点では限定的とみられている。ただ、FRBの利上げが背景にあり、日本の金融機関も無縁でなく金融庁は外国債券に偏った運用がみられる金融機関を注視している。 【写真】米カリフォルニア州のシリコンバレー銀行  松野官房長官は13日の記者会見で、「日本の金融システムの安定に重大な影響を及ぼす可能性は高くない」と述べた。SVBは資金繰りや運用資産の金利リスクに対する管理が甘かったとみられているからだ。  もっとも、FRBの利上げペースは急激で、市場金利の急上昇で債券価格は急落した。日本の金融機関でも、海外金利の上昇で、保有する外国債券の価値が下がって含み損が生じている。日本資産運用基盤グループによると、地銀全99行の債券と投資信託の含み損は22年末時点で計3兆円だ。値下がりした債券を売却した場合などに損失につながる。  また、IT系新興企業との取引が多いSVBが破綻した余波も懸念されている。13日の東京株式市場では、米国などのIT系新興企業への投資に力を入れるソフトバンクグループ(SBG)の株価が前営業日から1・66%下落した。SBGは「投資先企業への影響はほとんどないと見ている」(広報)としている。

前へ次へ
いつかは消えるトーク🫠🫥
トーク情報