見城徹見城徹 帰りの飛行機の中で映画「007シリーズ」を2本観た。「カジノロワイヤル」と一度観た「スカイフォール」。いつもは離陸と同時に行きも帰りも、睡眠薬を多めに飲んで着陸近くまで寝てしまうのだが、昨夜は2時間程で目覚めてしまって眠れず、久し振りに映画鑑賞を思い付いた。プログラムをめくるとソフトが充実していて、胸が騒いだ。15分も考えた末に007に決めた。
「カジノロワイヤル」はジェームズ・ボンドを初めてダニエル・クレイグが演じた作品だとは知っていたが、怒涛のアクションシーンの中で人間像が彫り込まれているのに感嘆した。ジェームズ・ボンドの内面の軌跡が伝わって来る。会話もセリフが効いていて痺れまくった。007にリアリティーを感じ、人間臭さに共感したのは初めてのことだ。ダニエル・クレイグの鍛え抜かれたキレのいい身体も素晴らしい。ダニエル・クレイグをもっと観たくて、一度観ていた「スカイフォール」まで手を伸ばしてしまった。「カジノロワイヤル」は脚本、演出、映像も含めて007シリーズの最高傑作ではないだろうか。
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