SF 『サステナブルの大地に蒼い薔薇』 きっと この気持ちは変わらない。 今、君の微笑みが 知らない誰かに 向けられていても･･･。 あの日 彼らが現れ 世界の理が変わった だが 人の心までは 変えられない 今の僕に出来る事 冷たく紅い大地から 君が暮らす 青い故郷を守ること そして あの摩天楼に 人類の輝きを 取り戻す。 ･･･ 最後の一本 もうすぐ 火が消える。 「モニカそろそろ出発だ。」 「ああ」 「モカ、俺にも一本くれないか？」 「すまない、これが最後なんだ。」 「残念。それから悪い報せだ。」 「何だ？」 「さっきカリストから連絡があった。」 「・・・」 「ジュピターに穴が空いた。」 「！！」 「彼らだ。嵐が来る。」 「フ、嵐なら慣れっこさ。どんな荒波でも僕の船は沈んだ事がない。」 「ヒューw頼もしいな。何時ものように背中は任せた！」 「ああ。思い切り暴れようぜ！」 ･･･ スマホに残った あの日の写真 今でも心を締め付ける あの時僕に出来なかった事 君を抱きしめること 後悔ばかりの僕に いま出来る事 紅い大地に 今日も 真っ青な薔薇を咲かせる･･･ 僕は変わらない 君への想い だから 好きでいさせて欲しい 命あるかぎり これからも ずっと･･･