「ツイズル」という言葉、そして「シンクロ二シティ」それがなぜか新語「対鶴」に、そしてなぜか・・・。
ピョンチャン冬季オリンピック大会も無事終了。その余韻も「そだねー」や「赤いサイロ」などの言葉が女子カーリングの幸運とも言える転がり込んだ銅メダルの流れにより緩やかに広がり、まだまだオリンピックが続いているような錯覚をしてしまいます。オリンピック競技全体の中で特に気になった言葉がひとつあります。それはフィギュアスケートでしばしば登場した「ツイズル」という技。
フィギュアスケートでは「スピン」とか「ジャンプ」とか容易に英単語の意味からわかりやすいものもありますが、「イナ・バウアー」のように人名由来のものもありある程度勉強して見る必要がある競技です。
以前から気にはなっていましたが、調べもせずにただ漫然と音楽を主体にフィギュアスケートの演技を見ていました。
「ツイズル」という単語も頻繁に耳にしましたが、アイスダンスの時に聞いたため誤解をしていました。
ペアできれいに揃って「シンクロ二シティ」する技だと勝手に思い込み、技の名の由来もなぜ日本語からなのか?
「対鶴」・・・きれいな日本語がフィギュアスケートの技の名前になっていたとは・・・といつもながら勝手脳が先走りしてカップルのペアがきれいにそろって演技する姿に見入っていました。
ピョンチャン冬季オリンピック大会の閉会式も終わり、メダル獲得の興奮も次第に覚め、やや冷静さを取り戻したとき脳内勝手辞書係がつぶやきました。
「対鶴」・・・ツイズルという表現を文学作品や一般文書などで見聞きしたことはないはずだ!!!
裏を取れ! → ツイズル(twizzle)・・・多回転の片足ターン
ガーン!!! あらためて英語力のなさに唖然としました。よく知っているツイスト(twist)という言葉をまず思い浮かべることが重要だったのですね。しかし、本来の英語的な発音ではなく、日本語の「ついづる」という音と演技で行われている動作を結びつけると「対鶴」という言葉を創成してもなんら不思議はないというまたまた、超身勝手理論に結論は達しました。
「対鶴」という言葉が存在してもいいじゃないか!
音の響きとしては一級品の言葉、意味合いも対(ペア)の鶴の同期して羽ばたく美しい姿・・・。
使いましょう! 是非も今後も!
「対鶴」ついづる シンクロ二シティなどという使い古された無機的な冷たさを持つ言葉より、和的な新語「対鶴」で日本的な要素をふんだんに織り込んだ衣装で、きれいな日本語の詞で誰にでも愛されるような一見素朴な歌、しかし革新的な内容もあり、振り付けはシンクロ二シティ、シンメトリーといつも通りでもメンバーを一新して和が似合うことを最大条件ににして選出。調和即ちハーモニーも重要なものと位置付け合唱バージョンも作成。曲の大半はワルツだが西アフリカ的な変拍子も時折顔を覗かせジャンベの音やガムランの音も聞こえる。メンバーのひとりはトイ・ピアノで参加、トライアングルやカスタネット、リコーダーのメンバーもいる。最後列の打楽器群は多彩で全員参加型の楽しめる曲の最大の見せ場はダンスというより「踊り」。そう、ペアの鶴の舞い・・・MAIというところになぜかひっかかりがあるが男装したメンバーと相方が華麗に演技する「舞鶴」。見所、聞き所が随所にあるまぽろしの「対鶴」。
きょうは特別な日らしい、勝手に才能が降ってきたということは・・・いい睡眠が取れそうです。
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