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Mizuno Toshinori

献血日誌 二十回目、記念すべき初体験の回となりました。場所はいつもどおりの手馴れた献血ルームで883回目。頭の中はどこかのオーディションの話だとか赤と黒のスタンダールか岩崎良美がドラム缶攻撃を受けているところをドラえもんと星野源が助けに入るというまったくでたらめの夢に犯されて疲れていても体自体は絶好調。朝湯(ルフロの湯)に浸かってからの献血もはじめてではなく、ルームでの血圧測定もとびきりいい値で神社のおみくじ並にやり直す必要もなく快調の出だし。本採血の担当の看護師さんが前回「若手で誰よりも肌艶のいい看護師さん」と表現した最若手の人でドキドキ。全体的に丁寧な仕事振りで周囲とはかなり違うレベルのかわいい声にさらにドキドキ。右手の検査採血の跡を袖を上げずにそのままにしておいた(以前経験した血漏れ確認のため最近はずっと採血中は袖を下げないでいる。)ことを説明してから逆の左手で採血開始。血漿成分献血で三サイクル、機械の設定がよく見える角度だったので何度か進捗状況を確認しながら特に大きな問題もなく終了。しかし、ここからが突如のゴールデンタイムとなりました。採血針を抜いて血の止まり具合を確認して丸型絆創膏を貼るまでの時間、通常は一分もあれば終わるのですが、採血跡を見た初々しい看護師さんは原油が取り留めもなく吹き出すような暴れている現場を強く抑え続けて様子を伺いました。長い献血体験の中ではじめてです。こんなに力強く長い時間局地を抑え続けられたのは! 特に異変があったわけではなく、ごく普通の状態にあって新人さんはパニックに陥っているのではなく仕事として、看護師さんとして冷静に対処していました。ただ、このドナーの症例?を知らない、新しい職場(献血ルーム)での経験が不足しているということから来るものでしたがさすがに意地悪ゲームは終了させないと・・・「元々血の止まり具合は悪いので強く包帯で縛っていただければ・・・。」と切り出しました。長年同じようなところで採血しているため、皮膚の回復状況が追いつかずになかなか血が止まらないということを知ってもらうためにはいい機会だったと思います。過去初見の看護師さんはすぐに血止まりが悪いことを察したらすぐに絆創膏を張り替えるとか一度手を上にする動作を付け加えてから対処していました。人工呼吸の急激なポンプ動作もどきを左手で体験できた「神回」ともいえる今回は超大吉。次回も是非・・・。

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