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Mizuno Toshinori

2018年6月30日 川村 真洋 ソロ・ライヴ(第一部)レポート 3 アンコール 何度でも(Dreams Come True) ここまで歌ってきても衰えていないというより絶好調で手がつけられない状況。歌の神が乗り移った姿はとても美しかった。勢いに任せて荒っぽく歌っているのではなく、細かいところのアクセントや声の使い分けなど手抜かずひたすら楽しく終わる。声的にはこの曲で聴かせてくれたちょっとおすまし目のものが特に印象に残った。 しかしいい余韻が続く中これだけでは終わらない。もっともっと喋っていたいろってぃーはサービスで「インフルエンサー」のダンスをヘイヘイヘイコールの中披露してゴキゲンなまま終了。 そして大とりは、ろってぃーコールで締めて解散。 ひたすら暑い快晴の土曜日の午後の下北沢での熱気ムンムン、生き生きとした今現在のろってぃーの等身大の良さが表れたいいファースト・ライヴ。何もかもが初めてで不安な要素も多数あった中で手探り感、ドキドキ感が伝わってきてとても新鮮だった。 チケット価格4500円でカラオケ主体のソロ・ライヴというのはかなりの割高感がある。前売りチケットなどではサポート・メンバーのクレジットが無く、どういう編成でライヴが行われるのか不明だったが結局本当の意味でのソロのライヴとなりほとんどをカラオケで補った今回の料金設定には疑問が残る。カラオケ使用であれば適正価格は2500円くらいか? 4500円ならば少なくとも2〜3人のサポートメンバーで分厚いサウンドを味わいたいものだ。ピアノ(キーボード)、ベース、ギター、ドラム(パーカッション)などの編成でスタンディングではなく、きちっとした座席があるライヴ会場で落ち着いた環境でじっくりいい歌を聴きたい。 スタンディングスタイルのライヴハウスではろってぃーの素敵なダンスがよく見れないのた。せっかくダンスという最高の武器を持っているのだからこれからはじっくり歌を聴かせる時間とサポート・メンバーに演奏を委ねていいダンス・パフォーマンスで魅せて酔わせる時間を設けてほしい。 まだまだソロ活動がスタートしたばかりで問題点は山のようにある。他のミュージシャンのライヴのサポートや友情出演を通じて交流を深めていくことによって人脈は横へ、斜めへといい広がりをみせるはず。 今回歌った 強くなりたい(平井堅) などのじっくり聴かせるタイプのスローバラードはやはり生のピアノ演奏下で聴きたい。年間を通してライヴ活動を中心にしていくのであれば早急にまずはピアノ担当のサポートメンバーを選出してまずは二人三脚でライヴをしていくべきだろう。曲によってはキーボードと使い分け、コーラス参加もしてもらう。鍵盤ハーモニカなども吹いてもらえると歌える曲の幅が広がるし、器用にアコーディオンをもこなせる人だとタンゴ調の曲が生きてくる。贅沢を言えばピアノ+ヴァイオリンをバックに歌うと共演、競演、響演・・・声と演奏の掛け合いの妙でいろいろと楽しめる。

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