岩井 千明のトーク
トーク情報岩井 千明 見城徹見城徹 [無理]をしなければ[覚悟]は決められない。
[覚悟]とはそれを成すためには死んでもいいというぐらいの気持ちで一歩を踏み出すということだ。「幻冬舎」を作った時、僕は[覚悟]を決めた。MBOで上場廃止をする時もそうだった。
最近では「栄光のバックホーム」を映画化すると決めた時に[覚悟]を決めた。困難を極める道。
成功しなければ「倒産」、「自己破産」、「死」が待っている。しかし、やり切ると決める。出来るか?出来ないか?ではない。やるか?やらないか?だ。
モハメド・アリは言う。
「不可能などない」
「不可能とは臆病者の言葉だ」
「不可能とは現状に安住する者の言い訳に過ぎない」
「不可能とは先入観だ」
「不可能とは可能性だ」
映画「栄光のバックホーム」の先に待つのは
[充足]か?[死]か?
やれること全てをやって来た。これからも、やる。
恐怖と不安で眠れない夜を過ごす。
[覚悟]を決めた。僕の[栄光のバックホーム]はセーフなのか?アウトなのか?
「死の一歩手前の官能の極み」。それ以外に、勝者には何もやるな!岩井 千明 見城徹見城徹 僕の嫌いな[夢]について初めて少し語ります。
18歳と27歳の時、中学時代からの夢が実現しました。しかし、若さ故の意気がりか、ようやく手に入れたその夢を自分から手放しました。そこに安住したくなかったのです。今でも時々、後悔します。そして、34歳の時、熱狂の末に手に入れた夢は年を追うごとに色褪せました。つまり、それらは実現してみると自分の生きるモチベーションにはなり得なかっだのです。勝手なものです。
今、僕は幾つかの夢を実現したと思っています。しかし、それらは実現した後、そうか、これが自分の夢だったんだと気付いたのです。僕には今、果たし得ていない夢が3つほどあります。一番大きなものは僕が生きている内はに実現しないでしょう。現実は苛酷で、一つを得るためには一つを失わなければなりません。残りの年月を考えると
切なくなりますが、どれを優先するか?は覚悟を決めた選択の問題になります。人生は長いようで短い。73歳になってそのことが胸に沁みます。
今日の絶望を明日の苛酷に。夢は実現した後にそれが本当に自分の夢だったのか吟味して語るものです。結論はきっと人生の最後の日にしか出ないものかも知れません。岩井 千明 見城徹見城徹 一歩を踏み出す勇気。これが人は中々出来ない。
失敗することを考える。踏み出さなければ傷付かない。踏み出して勝ち得るものよりも踏み出さない方が苦しくない。色んな言い訳を作って一歩を踏み出すことをやめる。踏み出さなかったことで僕は何度後悔したか?でも、踏み出さなかったから今があるのかも知れない。残りの人生の時間を考える。踏み出さなければ何にも始まらない。
多分、僕は人より踏み出す選択をした人生だったと思う。でも、踏み出せなかったことも沢山ある。今、悩んでいることがある。踏み出すか?踏み出さないか?踏み出さないで後悔するより踏み出して痛い目に遭ってもいい。死んだように生きるより、辛くてもひりついて命を燃やす。一歩を踏み出す勇気。これからの僕に現状維持の選択肢はない。そう決めた大井競馬場に向かう車中。残りの人生を暗闇の中でジャンプする。岩井 千明 見城徹見城徹 映画[栄光のバックホーム]の清水南高試写会のために車で清水に向かっている。昨夜は38.8度まで熱が上がり、咳も酷くて清水行きは諦めだが、
今朝は36.8度に下がっていた。MLBのワールド・シリーズ第7戦、ドジャースの勝利を観て、
トイレのために富士川のサービス・エリアに立ち寄った。何かご機嫌な音楽が聴こえて来る。
僕と同じぐらいの年齢の人たちのバンドが
「蒼い星くず」を演奏している。思わず立ち止まって聴いてしまう。曲が「ブラック・サンド・ビーチ」に変わり、今は「夜空の星」だ。ギターが3人にドラムとキーボード(女性)の5人のバンド。
これが、上手い!もっと聴いていたかった。
加山雄三は偉大だなあ。
