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メロン兄

序章「デミアプロジェクト」 デミアはまだ終わっていなかった。再び人類は恐怖におびやかされることとなる。ある一人の軍服をきた男。彼は眼魔世界から人間の世界へときた。まだデータが残っていたデミアプロジェクトを利用するために…。 「アデル…お前の意思は俺が継ぐ…。」 アデルとは何か関係があるようだ。 体にデミアをつなぎ眼魔アイコンを取り込む。たちまち凶悪なモンスターに姿を変えた。名付けるならばデミア眼魔ウルティマというだろうか。 ついに街に襲来した。人々は彼におののき逃げ惑う。 「人間の魂を…私に…!!」 もう彼は冷静を失っていた。 「愚かな人間よ…消えろ!」 ある少年に攻撃が当たり爆発した。 「はっはっは。……あ?」 だが少年は死んでいなかった。彼の前に誰かいるのか?誰かが守ったようだ。オレンジ色の光が煙から現れた。 『レツゴー覚悟ゴゴゴゴースト!ゴーゴーゴーゴー』 その男はこの世界を救ったヒーロー仮面ライダーゴーストだった。 「貴様は仮面ライダーゴーストか…案外現れるのが早かったようだな。」 「お前の目的は!お前の好きなようにはさせない!」 ゴーストはセイバーを取り出しデミア眼魔へと斬りつける。しかしいとも簡単にかわしゴーストの腹へとつきを入れる。 「ぐはっ…」 「それがこの世界を救った戦士の力か?」 「違う!人間の可能性をなめるな!」 立ち上がり再び攻撃を当てる。だがやはり効いていない。 「こいつ、強すぎる…」 「デミアプロジェクトは再び指導する。アデルの意思を継ぐために…!」 「アデル!?お前やつと関係があるのか!?」 「昔から親しい仲でな。眼魔世界を共に導こうとしたが…やつとなれば…。だが私はやつの理想を繋ぐのだ!」 「よせ!そんなことをしたら人間の世界だけでなく眼魔世界も滅びるかもしれないぞ!」 「黙れえ!それでいい!それでいいんだ!邪魔者は消えろ!天空寺タケルァァァ!」 強いパンチでゴースト、タケルは吹き飛んだ。そして変身が解ける。 「お前には変身されては困る…孤独を味わうがいい!」 デミア眼魔が眼の紋章を作るとそれはたちまちタケルの体へと入りタケルは消えてしまった。いや、消えたのではない。姿が見えなくなってしまった。 「これじゃあまたみんなには見えなくなるのか!」 「おとなしくしていろガキが。」 デミア眼魔は姿を消した。 「待て……待てー!!眼魔ァァァ!!」 それをある男が見ていた。 「た、大変じゃ。」 仙人だ。 つづく…

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