粗利率を2年間で7pt改善したリフォーム会社の話
報道部長の福田です。
最近は外部環境の変化の激しさから、経営安定のため、利益を追求するリフォーム会社が増えてきているように感じます。そうした中、長崎の中村工務店は2年間で粗利率を7pt改善することに成功しました。
ではどのように改善できたのか。
複合的な取り組みをされているので、一部分だけを紹介しますと、例えば見積書のチェックです。見積もりを出してから「しまったあの項目を忘れた」「下請けからの発注費用を安くみすぎた」などのミスが発覚することは多いでしょう。同社ではそれを防ぐため専任者がすべての見積もりをチェックする体制を作りました。
元々は、店長に任せていた時期もありますが、やはりミスがでるようで、専任担当に切り替えたそうです。つまり年間1500件の見積もりをすべてみるということで、朝の1時間、その人はひたすら確認作業を繰り返します。
すると、細かい、ミスがいろいろと見えてくるようで、それを修正して施主に出しただけで、年間にすると5000万円の金額が違ってきたとのことです。
特に大型工事は注意が必要。どうしても営業マンは施主の立場になりがちで、「この人工でもなんとかなるだろう」と出したところ、倍の人工になるなんてケースが出ていました。すると利益がすべて吹っ飛んでしまいます。最も注意が必要なのは大工の人工と材料費といいます。
同社は大工の人工を正確に出すために、工程表を組み、実行予算を確定させます。工程表は工務担当の担当領域になるため、その通りに工事ができないと彼らの責任。何としても、予定通り工事を終わらせるため、予算とのかい離が無くなったそうです。
また、同社は着工稟議というものがあり、
①工事挨拶
②実行予算
③着工金の請求 ができていないと工事を開始することができません。
こうした取り組みにより改善した粗利は7pt。少ない工事で利益が出るようになったため、社員の労働時間も短縮されたそうです。工夫次第で、利益額を大きくすることは可能でしょう。
http://www.reform-online.jp/
雑談部屋
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