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ゆめみん@野菜の妖精

今日もこのキャメロットの地下では様々な武器達が楽しく雑談していた。  「やぁ、今日も天気がいいね」  エクスカリバーに近づいたのはランスロットの愛剣(犬みたい。ププ)ジュワイユだった。  「はぁー、俺はついてないよ」  エクスカリバーはため息をこぼしうつむいた。  「俺、オワコンだよな」  「へ?」  ジュワイユはワインをのみながらエクスカリバーの方に目をやった。  「なんかさぁ、俺の知名度、人気度がおちてる気がするんだよ」  「それじゃ、私はどうなるんですか? ランスロットは有名かもしれませんが剣の名前を知っている人なんてあまりいませんよ」  ジュワイユはエクスカリバーの肩に手をおいた。  「今のご時世刀が流行ってるからねぇ。とうらぶっていうの? 俺も人間化して女の子にもててーぜ」  「もててーぜっと言われても……」  その瞬間。  「キャーエクスカリバーさん!」  女の子達の黄色い声がむこうから聞こえてきた。  「え? 俺?」  エクスカリバーはそう期待していたがむこうにもう一人エクスカリバーがいた。  「なっなんだ? 偽物か?」  ジュワイユははっとした。  「エクスカリバーは二つあるんですよ!!」  「じゃあなんで俺はもてねーんだよ」  ジュワイユは寂しそうな哀愁のある目でエクスカリバーの鼻を見た。  「鼻毛がはえてるからですかねぇ」  

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