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国家にも人生と同じ浮き沈みがある~「日本がダメで中国がいい」とかそういう議論ではない 人生もいい時ばかりではありません。どんな英雄でも成功者でもそうです。浮き沈みがあるのです。人間よりずっと寿命が長い国家には人生よりもっと長い周期で浮き沈みがあります。 日本は19世紀後半から21世紀終わりまで激しいアップダウンはありましたが、傾向としては右肩上がりのトレンドで、私の祖父や親は大変な時期もありましたが、非常にいい人生を生きてきました。 同じ時期の中国は、列強に蹂躙され、その後も眠った巨象のような存在でした。変化が比較的ゆっくりで集団できちんとモノを作るものが勝てるような富国強兵の概念で社会や組織を作り直した日本に20世紀は向いていました。 21世紀アメリカ発でテクノロジーが物凄い勢いで変化する時代、好奇心が強く「まずやってみよう」という精神にあふれ、「結果の平等」ではなく「機会の平等」が尊ばれる社会、そして巨大な人口と一極集中型が統治が正しい方向を向いたとき、これらの特色を持つ中国的な社会が時代によりふさわしいものとなりました。 日本は衰退期に入りっています。ただ、人生と同じで、国家にもアップダウンはつきものなだけです。ある成功法則で成功した人や社会は時代が変われば、変化に対応するのに時間がかかるのです。どこかで日本の衰退サイクルも底を打つと思います。 中国の上昇サイクルもどこかで天井にぶち当たるでしょう。幸いなことに21世紀は国境に縛られない生き方ができる時代です。われわれ民間人は国境を越えて活力ある場所を活用することができます。実は国家と運命をともにすると思われている政治家も役人という仕事にある方々も国家同士で張り合うのではなく、国家のために活力ある場所を活かす選択肢を選ぶべきなのです。 私は中国という21世紀最大のフロンティアがすぐ隣にある日本は超ラッキーだと思っています。中国と張り合う発想しかないことは中国の台頭は脅威であり認めたくない不快なものになってしまいます。でも国家同士張り合うなんてオリンピックやW杯時を除いて意味ありません。 中国の活力を生かすことができれば日本の衰退サイクルは緩められると思います。それはわれわれ民間人が積極的にそれに動いて初めて可能となるでしょう。中国にも色んな人がいますが、ビジネスのメインストリームの方々は日本と連携したいと思っている人が意外に多いです。私は日本のためにもアジアのためにも世界のためにも、何より「人類を一歩前に進めるために」中国の活力を活かさせていただきたいと思っております。

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