1月9日(木)
家の壁掛け時計が壊れてしまったので、
時計屋さんにいくことに。
調べてみると、家の近くに
「チクタクパラダイス」というお店が見つかったので
行ってみたところ
キャバクラ的なところだった。
2杯だけ呑んで、すぐに店を出た。
もう一度調べてみると
「時よ戻れ」というお店が見つかったので
行ってみたところ
老人ホームだった。
入るやいなや
「まじですか?」と言われたので
すぐに帰った。
もう一度調べてみると
「ライフタイムリスペクト」というお店が見つかったので
行ってみたところ
坊主の人が浴槽に浸かっていた。
なんの店かは分からなかったのですぐに店を出た。
しっかり調べてみると
「サカイ時計堂」というお店が見つかったので
行ってみたところ
時計屋さんだった。
明らかに時計の好きそうなおじいさんがいる。
おじいさんに
「この時計を直してほしいです」と言うと
おじいさんは
「そうなんです。」と言い、
修理に取りかかってくれた。
そうなんです…?と思ったが
特になにも言わなかった。
おじいさんは時計を直しながら
「おにいさん、時はなぜ「刻(きざ)む」という言い方をするか知ってるかい?」
と聞いてきた。
僕が
「知らないです。」と言うと
おじいさんは
「もし分かったら教えてくれ」と言った。
時計の修理が無事完了。
お会計は2900円。
安いのか高いのか一切分からない。
この世の中にはまだまだたくさんの安いのか高いのか分からない世界がいっぱいあるのだと思うと
僕は心を踊らせるのであった。
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