7月17日(火) 住んでるマンションの向かいで工事が始まった。何の工事か分からないが結構な音。これが数日続くのを考えたらげんなりしたが、家を出るとき工事現場の方から「すまんな兄ちゃん、昼間っからうるさくして。堪忍や」と言ってくれた。一声かけてもらえるだけでだいぶ我慢しやすくなる、嬉しかった。僕は「全然大丈夫ですよ。頑張ってください」と返し出発した。夕方、家に戻ると工事現場の方から「すまんな兄ちゃん、夕方にうるさくして。堪忍や」と聞こえてきたので「大丈夫ですって。気にせずやってください。何の工事ですか？」と返したが返事が返ってこない。どうしたのかと思い現場の方に行くと、1台のロボットがあった。ロボットには「堪忍くん」と書かれており、前に立つと「すまんな兄ちゃん、夕方にうるさくして。堪忍や」と喋った。背中には設定するボタンみたいなのがあって「初日･夕方」に設定されていた。設定を「7日目･朝」に変更してみると「おはようございます、すんません、もうちょい、もうちょいで終わります。堪忍です」と喋った。「一ヶ月･朝」に設定すると「おざます。まじで言うてる間に終わるんで。もうほんまに、もう終わります、これはまじで堪忍です」と喋った。大堪忍モードというボタンがあったので押してみると、ロボットの膝が地面につき「ううう、ううう」と喋りだした。背中に「！タンクに水を補給してください！」と表示されたので水を入れるとロボットの目から水がちょろちょろと出た。