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マルチェロ

AKBグループの新ドラマが「豆腐プロレス」って聞いた時に、”セメントマッチ”に対して”豆腐”なんだろうなと思いましたが、やっぱりそういう意味みたいです。 番組ホームページの秋元先生のコメントを見ると、真剣勝負としての”セメント”のつもりだけど、”豆腐”のようななんちゃってプロレスでもあると、そんな事が書いてあります。詳しくはHPを見て下さい。 ドラマではなく実際のプロレスにおいては”セメント=真剣勝負”こういう捉え方がある一方で”セメント=事故”みたいな捉え方があります。プロレスはエンターテイメントですから勝敗は決まっています。それがセメントつまりガチの真剣勝負になるのはありえないこと、だから事故なのです。 詳しくは書きませんが、過去にプロレス界で起きたセメントマッチには様々な思惑が絡んでいます。そのほとんどがリング外、舞台裏でのいざこざが表舞台であるリング上に持ち込まれてしまった事に起因します。 結果として伝説のようにファンに語り継がれる試合もありますが、やはりその実態は事故なのです。 昨日、珠理奈がプロレスラー蝶野正洋と撮った写真をアップしていました。今や大人気プロレスラーである蝶野ですが、彼の足跡を少しだけ辿ってみましょう。 黒いカリスマと呼ばれる蝶野ですが、かつては白いタイツを履いていました。彼が橋本真也、武藤敬司と並んで”闘魂三銃士”と呼ばれていた頃の話です。 私はその時にわか新日本プロレスファンでしたが、蝶野がある日黒いタイツを履いて現れた時の衝撃は忘れられません。タイツのみならず対戦相手を大流血に落とし入れ唾を吐きかける姿は、老獪なレスリングを得意としたそれまでの蝶野から遠くかけ離れた姿でした。とにかくその日は蝶野正洋が”ヒール”として生まれ変わった日だったのです。 ちなみにヒールとは悪役、憎き敵役です。逆に王道を行く正統派レスラーをベビーフェイスと言います。 その後蝶野は大暴れして新日本プロレスのリングを征圧したと言っても過言ではない活躍を見せます。蝶野の凄いところは、自分が輝くばかりでなく周囲の人間まで輝かせたところです。 もはや第一線から退いていた窓際族のヒロ斎藤、海外の武者修行から帰って来たキャリアのほとんどない天山、しまいには全く無名のアラブ系外国人サブーにいたるまで、自分の抱える軍団一人一人を間接的にプロデュースして輝かせました。 極めつけはベビーフェイスの代名詞である武藤敬司をヒールに引き込んだ事でしょう。武藤が今のスキンヘッド姿で登場したインパクトは目が飛び出る勢いでした。 よく自己啓発と言いますが、あれは自己啓発という名の他者啓発です。自分で自分を啓発した蝶野こそ自己啓発と呼ぶに相応しいと思います。とにかく見事な自己啓発・イメージチェンジでした。 なぜ彼がヒールになったのかを考えると、彼が当時の自分に満足していなかったからだったと思います。むしろ大いに不満だったのでしょう。特にも闘魂三銃士における存在の薄さを感じていたと思います。 破壊王として無類の攻撃力を持つ橋本真也、類い稀なる身体能力とプロレス技巧で試合を組み立てるプロレスの天才武藤敬司に挟まれた時に、自分のキャラクターのインパクトとプロレスラーとしての魅力が劣っていることを受け入れていたのです。 ただし彼は受け入れても満足はしなかった。”これが自分のスタイル”などと現状に満足しないで、壁をぶち抜く一手を全身全霊で模索したのだと思います。そしてその答えが黒いタイツでした。 蝶野がリングに持ち込んだのは黒いタイツだけでなく、その大きな功績はアメリカンプロレスを日本のリングに導入した事です。これは簡単に言うと、よりキャラクター性を重視したプロレスを展開したと言うことです。 長州や藤浪の展開した技のプロレスいわゆるストロングスタイルに、圧倒的なキャラクターをぶつけてリングを盛り上げました。このムーヴメントがどこに作用したかと言うと、プロレスファン以外の一般層を引き込む事に作用しました。分かりやすくてカッコイイ、これが受けたのです。 私の見方では、蝶野がヒールに転身した頃は、けして興行的に悪い数字ではなかったと思いますが、状況的には次の展開に行き詰まっていた新日本プロレスだったと思います。蝶野のムーヴメントがなかったらと考えると、おそらくはその数年後はかなり厳しい状況であったと想像します。 AKBグループの現況の中で、この蝶野のストーリーにはヒントを感じずにはいられません。何かを機転に状況は一変する事を蝶野は教えてくれます。人もグループも変われると。 個人も組織も気が付けばガチガチになってしまいます。セメントを流し込まれたみたいに固まってしまいます。だから豆腐みたいな流動性を保つってとても大事ですよね。いざ変わろうとしたって固まってちゃ動けません。 そしてセメント(真剣勝負)するのはリングの下であってリングの上じゃない。リングの上には最高のエンターテイメントがひしめき合ってなくちゃいけないと。リングやステージは聖域なんです。私情を持ち込むところじゃない。 蝶野みたいに裏でセメントする人間こそ真のエンターテイナーです。 珠理奈と蝶野のツーショットに、こんな事を感じました。内容がセメント過ぎてつまらないですが(笑) とにかく豆腐プロレス楽しみですね!

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マルチェロのトーク
トーク情報
  • マルチェロ
    マルチェロ
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    学生の頃から何度も足を運んだお店『ベイシー』の映画が9月18日に公開されます。ジャズのレコード屋で働いてたこともありますが、ジャズの凄さはここで教えられました。おそらくは本物のジャズの空気感を味わえる世界でも数少ないお店です。今、お店は休業中なので、ぜひストリーン越しに足を運んでみてください。

  • マルチェロ
    マルチェロ

    熱い風が走り抜けるような時を
    この愛を刻もうyeah

    という朝に聴いた一節が効いた。熱い風が走り抜けるような毎日を送らなきゃね。

  • マルチェロ
    マルチェロ

    何曲か頼まれて作詞をしたバンドのライブを観に行った。名もない地方のバンドだ。
    僕的には自分が書いた詞よりも、作曲者が自ら書いた詞の方が魅力的に聴こえて、作詞の難しさと奥の深さを思い知らされるとともに、少し悔しさがあった。
    翌日LINEが来た。「おかげさまで大好評だよ」という内容。
    それが本当の話なのか、彼の気遣いなのか真相は分からないが、そんな言葉を貰えるのであればそれだけで充分だと思った。ありがとう。

  • マルチェロ
    マルチェロ

    MLBナショナルリーグのサイ・ヤング賞有力候補であるトレバー・バウアー投手が同じく有力候補であるダルビッシュ有の投球分析をしているが、これがとてもわかり易い。たしかにこれは打てないと思った。
    https://youtu.be/FQ9lESBJhys

  • マルチェロ
    マルチェロ
    かずすけ
    お久しぶりです。お元気ですか?新型コロナウイルスのせいでヲタ活の活動を制限されてしまってますが、家でもやれるヲタ活してます。

    お久しぶりです。
    いろいろ変わりましたね。私は今年ゴルフを始めたのですが、あまりに熱中し過ぎて8ヶ月間ほぼ毎日練習しています。その結果、お腹が村山彩希みたいになりました。

  • マルチェロ
    マルチェロ
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    気仙沼大島の大島神社に参拝。この大変なご時世に、あろうことか、ドライバーの飛距離が伸びることを祈った大馬鹿者は私です。

    1
  • マルチェロ
    マルチェロ
    かずすけ
    あけましておめでとうございます。元SKEメンバー佐藤すみれちゃんが結婚妊娠を発表しました。こんなご時世ですがなんかホッコリしました。

    おめでとうございます。
    それはめでたいですねー。

  • マルチェロ
    マルチェロ
    ff(ゆっぺり神推し)48
    遅くなりましたがマルチェロさん、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!近況報告しますと、スマホのキーボードが1マスづつ違うメンバーの写真で埋まるほどのDDさんになってます(笑)でもホントに愛してるのはラビュリーズの4人+あいりちゃんの『ロリーズ』(本人たちもお覚えてないであろう伝説の非公式ユニット)の皆さんであります!😅

    本年もよろしくお願い致します。
    そんなに増えてたとは、、、
    でも驚きません(笑)

  • マルチェロ
    マルチェロ
    さくら
    新年おめでとうございます🎍 先日は色々ありがとうございました。舟下りや中尊寺等、初めてでとても楽しかったです。 あたたかくなったら今度はゴルフ行きましょうね♪ 引き続き今年もよろしくお願いいたします🌸

    今年もよろしくお願い致します。
    あれから雪続きなので良い時に岩手に来て頂いたなと。ゴルフ楽しみにしています。