「商談はヘビロテで頼むよ。」という話をすると、営業マンに はっ？って顔をされます。 そこから説明するのは、まずは掴みが大事だということ。ワン・ツー・スリー・フォーの一声で掴みはOK、猪木なら"元気ですかー"の一声で掴んじゃう。気持ちの良い挨拶やインパクトのある第一声で相手のハートを掴むのがとても大切です。 次はコール&レスポンス。アイウォンチュー歌ったら相手にも歌わせる。アイニージュー歌ったら相手に歌わせることが大事なんだと。一方的な会話を投げかけるのではなく、相手が答えられる質問を投げて相手に喋らせることがとても重要です。 頭サビの後に後イントロでMIXが入るのは、お客さんにもっともっと喋らせようよ、そういうことです。コール&レスポンスで心を開いてきたお客さんに、さらに心の底を吐き出してもらう、本音を引き出す。自分たちは聞き役に徹します。 ここでAメロが始まるのは、いよいよ我々がプレゼンに入るということ。"ポップコーンが弾けるように"その歌詞のごとく、軽やかに魅力溢れる語り口で話し始めます。 Ｂメロは短いながらもダイナミックで大きなうねりを感じさせるものとなっていますね。ここではリズミカルな話の中に大きな身振り手振りを交えて、商談にダイナミクスを与えていきます。商談はエンターテイメント！！ それとこのAメロ、Ｂメロ、サビのコンパクトな展開、それぞれが短いセンテンスでパパパッと移り変わっていく様は、ぐだぐだと同じ話を繰り返さないで、テンポよく項目を変えてプレゼンしなくちゃいけないって教えてくれますね。 サビでまたまたコール&レスポンス、 ・商品の方は気に入って頂けましたか？→気に入りました。 ・当社のサービス体制に納得して頂けましたか？→納得しました。 ・お値段はご予算に合っていますか？→おおよそ予算内です。 ここでポジティブな回答を必ず言わせます。そうすればもう歌詞の通り、どんどん（契約に）近づくその距離にMAXハイテンションです。 ここで畳み掛けのコール&レスポンス ・私は◯◯様のような素敵な方とぜひお取引したいと思っています。お客様は私のこと気に入って頂けましたか？→（少し照れながらも）はい。気に入りました。※私が勝手にアイラブユークロージングと呼んでいる話法 ・私は◯◯様がこの商品を気に入って大切にお使いする姿が浮かんでいるのですが、お客様はいかがですか？→気に入りそうです。大切に使うと思います。 ・お世話になります→こちらこそお世話になります。 ということで契約成立。 こんな話を営業にするのですが、まあ笑われて終わりですね。そんな上手くいくかよと。ぜひ研修等に使ってください（笑）