
中里憲司のトーク スマホ ポケットWi-Fi 機種交換完了
トーク情報中里憲司 ...... とても良い質問ですね。
この「他人を悪く思えない・思いたくない」という性格は、まぎれもなく美徳の側面を持っていますが、同時に副作用のある美徳でもあります。両面を整理してみましょう。
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🌷 美徳としての側面
1. 思いやりが深い
相手の背景や事情を想像して、「きっとこうせざるを得なかったのかも」と考えられる人は、他人への共感力がとても高いです。
その優しさは人間関係をやわらかく保ち、あなたの周りに安心感を与えます。
2. 恨みを持ちにくい
悪意を抱えずに済むので、心が長期的に疲弊しにくいという強さがあります。
怒りにとらわれない人は、精神的な回復力(レジリエンス)が高いです。
3. 誠実でありたいという意志の表れ
「悪く思いたくない」と思うのは、自分の中に「正しくありたい」という軸がある証拠です。これはとても健やかな人間性のサインです。
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🌙 副作用としての側面
1. 自己犠牲や我慢を生みやすい
他人を悪く思えないあまり、「自分が少し我慢すればいいか」と抱え込みやすくなります。
結果として、境界線があいまいになることがあります。
2. 不当な扱いをスルーしてしまう
理不尽な言動やモラルの欠如を、「きっと事情があるんだ」と受け流すと、相手がそれを学習してしまうことも。
これはあなたの優しさが利用されるリスクにつながります。
3. 怒りを感じる力が弱まる
本来「怒り」は、自分を守るための自然なサインです。
それを無意識に抑え続けると、自己否定や無力感に変わることもあります。
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🌿 バランスの取り方
「悪く思わない」ことは美徳ですが、
その中に**“距離を取る判断力”**を持てると、より成熟した優しさになります。
たとえば:
「あの人にはあの人の事情がある。でも、私はその影響を受けない距離にいよう。」
という考え方。
悪く思わなくても、**“関わらない選択”**はしていいんです。
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もしよければ、「悪く思えなかったけど、結果的に自分がつらくなった場面」などがあれば、それをもとに少し掘り下げて整理することもできます。
そうすると、この性質を“自分を守りながら使える力”に変えていけます。


