ログイン
詳細
時雨

「なんでですか?! 俺は月本さんと一緒じゃ なきゃ嫌っすよ!!」 捜査においてそんな我儘、 通る筈はないと 分かっていながらも 俺は署長に言ってしまった。 すると、ドアが開き月本さんが部屋に入って来た。 「俺はその言葉だけで充分だ。それに、お前ももう分かっているだろ?捜査において何が優先されるのか。」 月本さんは苦笑いしながら 俺の目を真っ直ぐ見た。 「…っ。はい…。」 「俺は今回の捜査班に要らないと判断されたんだ。お前は凄い。頭の回りも良いし、何より賢い。」 「…月本さん。」 月本さんは俺の頭に手を乗せ 満面の笑みで 「川田 夕!俺の分まで存分に捜査してこい!!」 「っ!っはい!!」 俺は月本さんのこの言葉を忘ない。

前へ次へ
乱都会ー摘まれた華ー
トーク情報
  • 時雨
    時雨

    俺と鵜飼さんは明日の時間、場所を聞くと帰宅を命じられた。
    「いや〜。今回のチームは川田くんと一緒で私は嬉しいよ」
    署長室を出ると鵜飼さんは手を差し出しそう言ってくれた。
    「っ!こ、こちらこそ。鵜飼さんと一緒でとても嬉しいです!!」
    その手を握って言った。

  • 時雨
    時雨

    ー次の日。
    俺は昨日署長に言われた通りに地下1階にある部屋へ向かった。
    「…てか、此処に地下があるなんて…。」

  • 時雨
    時雨

    「いや〜。懐かしいなぁここに来るのは」
    「っおぁ!って、鵜飼さんですか…驚かせないで下さいよ」
    鵜飼さんは俺の真後ろに立って笑っていた。
    (この人いつの間に?!)
    「あぁ、すまないね。」

  • 時雨
    時雨

    そんなこんなで、指定された部屋に着いた。
    中にどんな人が居るのか
    少し不安になって考えているとドアを開けずその前で止まっていた。

  • 時雨
    時雨

    ドアの先にいたのは
    学生服を着た女子が二人
    と署長がいた。
    「うむ。来たな二人共。」

    何故、女子高生がいる?

    俺はとにかくそこが気になって仕方がなかった。。

  • 時雨
    時雨

    と、普通の状況なら思うんだが
    署長がフンドシ姿でいて
    女子高生より署長のフンドシ姿が気になっていた。

  • 時雨
    時雨

    「……。うむ。きたか。」
    署長は少し動揺気味に
    開き直ったかのように
    頷いていた。

    きっと突っ込まれたくないんだ…
    と思ったのであえてスルー
    しようとしたのだが
    「署長さん…何故フンドシ一丁なのかい?」
    と、鵜飼さんは嬉しそうに
    ニコニコしながら言った。

    言った!言ったよ!言っちゃったよ!!鵜飼さん!!!

  • 時雨
    時雨

    「…(汗)こ、これはだな…」
    と署長は動揺していた。
    「まぁ、署長さんがどんな格好してても私には関係ないんですけどね」
    鵜飼さんはニッコリしながら
    近くにあった椅子に座った。

    その笑顔がまた怖い…(汗)

  • 時雨
    時雨

    「…。皆、揃ったか…?でわ会議を行う。」
    服を来た署長は辺りを見回した。
    「1、2、3、4…あ、あの。まだ一人来てませんが…」
    僕の前に座る花飾りをつけた女子高生がおずおずと手を上げて言った。
    「…そろそろ「っ!スイマセン!遅れました!」
    署長の言葉に追い被さったその声の主の正体は
    明るい笑顔をした少年だった。