時は19世紀の終わり頃 アメリカ西部カリフォルニア州に隣接するネバダ州にある男がおりました 鉄道の通る小さな街のメインストリートに店をかまえたその男の名はJacob Davis(ヤコブ・デイビス) 彼の顧客は主に鉄道に従事する労働者達 ある時、ヤコブはより頑丈な作業ズボンを作る為にポケットなどをリベットで補強する事を思いつきます その頑丈な作業ズボンは瞬く間に大評判となり次第に生産が追いつかなくなるほどでした その大人気商品に目を付けたのが当時ヤコブに生地を卸していたLevi Strauss(リーバイ・ストラウス) リーバイはヤコブにリベットを補強に使う事の特許を申請するように勧め、共同名義で申請します その特許がおりる頃にはリーバイは彼の拠点であるサンフランシスコで作業ズボン=リベッテッドパンツの工場まで作ってしまいます ヤコブはサンフランシスコに引越し、リーバイに工場長として雇われます 当時のサンフランシスコはゴールドラッシュ 多くの労働者達が一攫千金を夢見て集まって来ていました ヤコブのリベッテッドパンツは言うまでもなく彼らからも絶大な支持を得ました そして現在 そのリベットで補強された作業ズボンは、ジーンズと名を変え世界中の人達に愛されています