#松林楓
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今回は、舞台『青空メロディーズ〜3rd melody〜』を観劇してきましたので、感想を書いていきます。
今回の作品は、青空メロディーズシリーズの3回目で、ストーリー自体はかなりベターなスポ根ものですが、やはり出演者の大半が野球やソフトボール、またその他の球技経験者で、一つ一つの細かい所作にリアリティがありました。
特に今回は、脚本の面でも配球や打順、演出面ではライトワークや視線表情などの細かい脚色が施されていて、リアリティが前回以上に増していたと思いました。
次回作がどうなるか楽しみで仕方ありません!
さて、今回のピックアップキャストですが、1人目は言わずもがな、新海ありささんです。
彼女の演技を前回初めて目の当たりにして、一気に引き込まれました。
そして今回、前回の役とは高貴?なキャラクターとなりましたが、それでもプレーの立ち回りや一つ一つの仕草が細かくしっかりしていて、加藤氏が話されていた「今回の捕手役は彼女しかいなかった」とのコメントに100%同意です。
また、このしっかりしたプレーの芝居からのお淑やかな台詞回しのギャップがまた今回のキャラクターに良く合っていたと思いました。
ただ、バレーチックなダンスシーンでのダンスに固さがありぎこちない印象を受けました。
次回作では、どんな役をどのように演じるのか楽しみで仕方ありません。
続いて、2人目のピックアップキャストは、松林楓さんです。
今回初めて彼女のお芝居を観させていただいたのですが、彼女あの体格の良さから繰り出されるプレーの演技のダイナミックでいて鮮やかな身のこなしは圧巻でした。
また、他のメンバーとは一線を画す太い発声は、役のキャラクターが立っていて本当に良かったです。
そして何より、この体格からは想像できないほど、軽やかでまた靭やかなダンスを目の当たりにして、新海さんのお芝居を初めて観たとき以来、思わず「うわぁスゲ〜わ〜」となかなかの声量で声が漏れてしまいました。
このようなタイプの役者さんは、なかなか目にする機会がなく本当に貴重な人材だと思います。
しかし、このような方ってなかなかクローズアップされることってないんですよね・・・。
今回は、感情の起伏が激しく難しい役どころでしたが、上手く演じていたと思います。
次回は多分、もっと野球のプレーシーンが見れると思いますし、キャラクター設定をみる限り、今後チームの要となっていくとも予想できますので、次回作が楽しみです。
最後に、この青メロシリーズの作品は「野球」というテーマのはっきりした、作品で食わず嫌いがどうしても出てしまっているように思います。
しかし、他の作品では絶対に観ることのできない、パワフルかつ躍動感があり運動量のある芝居、そしてこの野球と芝居に対する熱量を感じる事が出来ます。
今回紹介できませんでしたが、序盤で述べたように、この作品の出演者はみな精鋭揃いです。
こんな、作品は近年あまり無いのではないでしょうか?
私自身終演後、席から立ち上がる時に「あ~観に来て良かった〜」と心から思える作品でした。
観た事ない方には、ぜひ一度観て欲しいと思います。
また、前記したピックアップキャストの二人については、この青メロシリーズ以外のまた違う作品での芝居もぜひ観てみたいと思っています!
本当にブラボーでした!
#青空メロディーズ
#新海ありさ
#松林楓