#部屋から見たブルジュカリファ
2019年12月 ドバイ(アラブ首長国連邦)
前年の年末シンガポール旅行は、既に精神の病の兆候が出ていた母親により出発前日に急遽キャンセルすることになった。
同じ轍を踏まないように、エアもホテルも払い戻しが出来ない設定を選んだ今回。
案の定、2日前になって突然行きたくないと騒ぎ出す。
ただ、お金をドブに捨てることになる金額を紙に書き連ねると、時々は正気に戻る吝嗇な母親は渋々うなずいた。
今回の旅の目的は三つ。
一つは もう何年も前から母さんが見たいって言ってたブルジュハリファの新年カウントダウン花火。
二つめは、パレス・ジ・オールドタウンに宿泊すること。ここもグランドホテル好きな母子だけに数年前からずっと機会を窺ってた。
三つめはセットで、無類の飛行機好きの自分の勝手な願い。エアバス380という初機材。エミレーツ航空に初搭乗。飛行機内でシャワーを浴びること。
これは航空マニアしか理解出来ない世界で(笑)、母親はエアバスだろうがボーイングだろうが眼中にないし、シャワーとか面倒くさいと完全無視。
まぁ個人的な趣味なんてそんなものだろう。完全に自己満足の世界。笑
さて、ブルジュカリファ自体は本当に素晴らしく、カウントダウン花火も噂通り豪華だった。
ただ、ドバイってどうなん?って 問いには、曖昧な答えしか出せない。
何しろホテルと隣接するショッピングモールしか出かけていないから。
街は人工的だから、中東というくくりなら、同じ観光地でも例えばルクソールの方が魅力的だと思う。
参ったのは、無駄に広い空港。Cコンコース搭乗との案内を無視してAコンコース施設を散策してたら、3キロぐらい離れてて帰国便に乗り遅れるところだった。
かず坊のあまのじゃくは命取りじゃのう。寿命が縮まったわい。
と 走らされて肩で息する母親。
ぞれぢゃあ良かった。新年早々満願成就に近づいたね。母さん。
意外な親孝行。
#部屋から見たブルジュカリファ