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橋場日月

↑ リトークさせていただきます。 平安時代は温暖期だったので夏は暑く、現代の様な猛暑日も多かったと推測されます。ですから京の公家たちは「寝殿造」で壁を少なくし、簾(すだれ)を掛けて、風を通してしのぎました。女性の十二単は当然普段は着ず、単衣(ひとえ)に袴、袿(うちぎ)を羽織るという軽装です。今の感覚ならTシャツに前開きシャツを重ね、下はロングパンツといった感覚でしょうか。 逆に江戸時代は戦国時代終わり頃から続く寒冷期の時代で、冷害が多く起こっています。ウチワも安いものから高いものにシフトしていくのは、実用よりも粋を優先したと思われ、それでも我慢できる程度には暑さもマシだったのでしょう。

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橋場日月のトーク
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