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橋場日月

千利休の高弟・山上宗二は「茶湯者覚悟十体」のなかで利休が「上を粗相・下を律儀にということを信念とせよ」「茶会では常に一期に一度の会と心得よ」と教えたと説いた。 自分より修養も経験も上の者は放っておいても茶道を正しく楽しむが、下の者は迷うから真剣に向き合え。毎回の茶会をすべて一生で一度限りの会だと心得て全身全霊で打ち込め、というものだ。 誰が自分より修練できているか、できていないかはよほどその人間を深く知り自身との個性の違いをわきまえていないと出来ることではない。 そして、利休の義理の孫、千宗旦は「宗旦伝授」で「茶湯の真理は仁義にあり、心を清く誠を尽くし、友との関わりを厚くすることが大事だ」と述べた。 一期一会、自他の検証と主張、真剣勝負こそが茶湯におけるもてなしの真髄というのならば、 見城社長は茶人としても超一流の資質をお持ちなのではないか。

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