12/24 クリスマスイブ さくらぶは友達と遊びに行って帰ってきたあと、デートの準備をした。 さくらぶ「大毅くん、女の子らしい服が良いって言ってたよね。着替えてから行こうかな。この白のミニスカートとか好きそうだよね。大毅くん、可愛いって言ってくれるかな？…あ、ヤバい、時間ない」 さくらぶは急いで準備をして店に向かった。店の前ではもう大毅が待っていた。 大毅「あ、さくらぶ。ここの店混んでるから、他の店でもいい？」 さ「うん、別にいいけど」 （服のこと一言くらい誉めてよ） さくらぶと大毅は別の店へと向かった。街はカップルで溢れている。手を繋いだり腕を組んだりした幸せそうなカップルがたくさんいる。 さ（どの女の子も幸せそうだな…私だって、好きな人といるのに…手くらい繋いでくれたっていいじゃないか…） そうこう考えてるうちに店に着いた。 大「そろそろ帰ろっか。美味しかったよね」 さ「うん」 （でも大毅くん、私のことも少しくらい食べてよ…あなたがじれったい お行儀良すぎるわ私の狼さんはなぜか臆病ね…） 大「さくらぶ帰り電車だよね？駅まで送っていくよ」 さ「うん」 （帰りは手繋いでね） 結局、手を繋ぐことはなかった