Dr.アフ郎Dr.アフ郎2015年03月05日 20:38109H36 27歳の女性。全身倦怠感と嘔吐とを主訴に来院した。 現病歴:夏の暑い日にジョギングをした。走り終わった後の疲労感がいつもより強く、立ちくらみと悪心とがあり嘔吐したため受診した。 既往歴:花粉症 生活歴:ジョギングが趣味。清涼飲料水を好む。 家族歴:祖父が胃癌で死亡。 現症:意識レベルはJCSⅠ-1。身長160cm、体重45kg。体温37.3℃。脈拍120/分。血圧90/60mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸静脈の怒張と下腿の浮腫とを認めない。 検査所見:尿所見;比重1.030、蛋白(−)、糖(−)。血液所見:赤血球400万、Hb 13.5g/dL、Ht 39%、白血球9000、血小板20万。血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン4.0g/dL、AST 20IU/L、ALT 20IU/L、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、血糖90mg/dL、総コレステロール200mg/dL、Na 128mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 92mEq/L。 36 輸液を開始した。 輸液の組成として適切なのはどれか。
Dr.アフ郎Dr.アフ郎9年前>みっすん 原著は読んだことか無いんだけど、アメリカの軍隊が3%の食塩水と生理食塩水とで、その効果の有意差が無いことを示そうとしたスタディがあるようです。結果は3%の方が有害だという残念な感じです。もし、3%の方も同等の効果があるのなら、輸送に有利ですよね。水が1/3で済むのはとても有利。夢のある話ですが、現実は等張液、みたいです。理論的には細胞内液から細胞外液に水を引っ張りそうなんですが。