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 ベーコンは、焼けるにつれて、ジュウジュウと音を立てて縮み上がる。  若い女は、錆びたオーブンの口を開け、分厚いパンが いっぱいに入っている四角い鍋を取り出した。  あたたかいパンのかおりが流れると、二人の男達が、深く息を吸い込んだ。  若者が、ひくい声で「こいつはたまらねえ!」と言った。  二人は、銘々の皿にとりわけて、パンにベーコンの肉汁をかけ、 コーヒーに砂糖を入れた。老人は、口いっぱいに頬張って、グシャグシャと、噛んでは飲み込んだ。それから、彼は言った。 「こいつはうめえや」 ( 。・_・。)φ_

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眠いんですすめサイボーグ009
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