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川尻恵太

舞台「じょしらく」 お話をいただいたのは去年の秋? もう冬に差し掛かっていたかな。 電話をいただいた。 「乃木坂46を知っていますか?」 詳しく知っていたわけじゃないが、 何年も前に先輩のイベントで、 「ぐるぐるカーテン」と、「偶然を言い訳にして」を踊った事があった。(今回の稽古中に僕の担当が松村さんだった事が発覚した) そしてもう一つ聞かれた事。 「じょしらくを知っていますか?」 すぐに、思い出したのは、ちょうど僕がぐるぐるカーテンなどを踊った頃に、知り合いの芸人が「今、面白いアニメはじょしらくですよ」と言っていた事。 たまたまだけど、僕は同時期にその二つに出会っていた。 最初から面白そうだなと思った。 アイドル×落語家。 彼女たちの番組をチェックしようと、「乃木坂って、どこ?」という番組を観てみると、たまたま、当時兼任として在籍していた松井玲奈さんが落語をする回だった。 そうか、原作にはないけど、落語をしてもらうのも面白いんじゃないか。と思った。 こうして、まさに偶然を言い訳にしながら(うまくないけど)企画を立てていった。 この時点で、 「原作をそのままやるのではなく、乃木坂46にしかできないじょしらくをやりたい」という気持ちになった。もちろんハードルは高い。まず制作サイドや運営サイドから許可が出るかがわからなかったし、なにしろ原作サイドの許可もいただかなければいけない。 ベースは決めていた。 じょしらくという作品は短編の連続で、各話が落語をベースにした話になっていて、タイトルもそれをもじったものになっている。 そして、その中で使われておらず、尚且つストーリーの中心を担う強い落語をすぐに思いついた。好きな落語。 「粗忽長屋」である。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/粗忽長屋 調べていただくとわかると思うけど、自分が二人いる。こいつが俺なら自分は誰だ? というような話だ。 落語家とアイドルを兼任する。 組閣長屋。これをサブタイトルにする事に決めた。 プロットを提出した時点で、 制作サイド、運営サイド、原作サイドからオッケーが出た。 今回はこれに尽きる。 メタとは言え、一歩間違えばマイナスイメージになりかねないネタも含めて、オッケーしてくれた。 乃木坂46はチャレンジをさせてもらえるチームだ。 後々わかる事だが、 彼女たちのマインド自体が、チャレンジ精神だった。 ちなみにこの頃、2月22日。 乃木坂46のライブを観に行った。 生で観ておきたかったのだ。 ライブは、キラキラしててびびったし、最後、新舞台の告知があって、 それもびびった。 ステージ裏で本人達と遭遇するも。 誰とも目を合わせず。 小声で「あざしたー」と言ったのみ。 己のシャイボーイ加減に、稽古が不安になった。 これが制作過程の総括。 ちょっと思った感じと違ったから、次は本番を終えての総括にしますw

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