【吉永寛子が教えてくれた事】 吉永寛子というアイドルがいる。 公演は何度か見ている。 ただ、握手会やチェキのような接触イベントには行ったことがない。 きっと行くことはない。 …そういう意味では今まで応援してたアイドルの中で最も遠くにいるアイドルかもしれない。 唯一やりとり出来るのがTwitter。 呟きにリプをするとたまに返ってくる。 まぁ、アイドルや有名人のTwitterのそれと同じである。 もう１つ同じものがあるとすると、彼女からもらう感情や出来事からもらう活力だ。彼女の笑顔や汗をかく姿に明日頑張ろう！となる。 しかし僕はその活力をもらってばかりであることに気付く。 笑顔と同様に彼女も苦しさや悲しさを感じている時がある。その時に僕は何か返せているのだろうか？と気付く。 いつしか『自分の仕事、作品を届けたい』 そう思うようになっていた。 彼女からもらった活力がどう作品に活かされ、どんなに力になってるかを伝えたいのだ。 ここで問題になってくるのが最初に書いた『距離』である。 もちろん『届けたい』『返したい』と思うのは初めてではない。いつも応援してくれたり、作品を喜んでくれる人には同じ思いを持っている。しかし、皆さんと彼女の違いは圧倒的な距離である。 おそらく、彼女への距離が僕の作品を届かせたいと思う最大値なのだ。 彼女に届くなら、もちろん皆さんにも届く。 そして、その事に気付いた時、僕は 『作品を吉永寛子へ届けること』 これを１つ目標としようと決めた。 簡単には届かない。 今まで通りでは届かない。 しかし、彼女へ届けたいという気持ちと、彼女に届くのならばその射程距離内の人たちにはもれなく届くのではないか？ それならばこれは僕が活動していく目標の１つになり得ると考えたのだ。 彼女にもらったたくさんの想いを彼女へ返せるように…。 おそらく、僕は吉永寛子のことが好きなんだと思う。 これからも彼女が笑顔で…この世界のどこかで…彼女らしく活動して、幸せでいてくれますように…これからも、ずっと。 世界一遠い距離にいるアイドルへ。 きっとこの想いも簡単にあきらめられない想い。 大切な想いを込めて。