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*こぼれ話* 『引退から1年半、藤田伸二「地方で現役復帰」報道…ブログでの過激発言と騎手への未練』 2015年9月にJRA騎手を引退した漢 藤田伸二氏が、地方・ホッカイドウ競馬で「騎手復帰」、つまりは再デビューを目指すことが分かった。 JRAGⅠを17勝、豪快な風貌とは裏腹にクリーンな騎乗を心掛け、フェアプレー賞を何度も受賞した名手にまさかの復帰報道。引退後はメルマガ配信や飲食店経営をしていたが、やはり騎手業への思いを抑えきれなかったということか。 JRAではなく、地方競馬での復帰というのも珍しいが、藤田氏は2013年に「騎手の一分/競馬界の真実」(講談社現代新書)を発売し、現役騎手ながらJRAやエージェント制を公然と批判し、競馬界を憂いていた。JRAとしても当然ながら扱いづらい部分もある状況を考えれば、地方で再出発という点にも納得はできる。 中央での騎手経験があっても地方競馬の新規騎手免許試験を受験は必要で、8月に募集し、9月に筆記と実技からなる試験が行われ、最終的な合格が決まるのは11月というのが昨年の流れ。この流れでいくならば、藤田騎手の復帰は年末ということになる。 騎手業に未練はないという主旨の発言もしていただけに、この復帰報道には本当に驚きだ。まさかもう一度藤田氏の騎乗が見られる日がくるとは…。 引退後も競馬を扱ったメルマガや、ブログでの発言が話題になっていた。15年に自殺した後藤浩輝騎手の一周忌の際には、 「とにかく原因を作った人間が一番クズなのは確かだろう…」 「1度目の落馬事故なんか、1度も見舞いにも行ってないと言う…」 と、2度の落馬の当事者となった岩田康誠騎手を名前こそ出さないものの糾弾する内容で物議を醸した。 やはり根っからのホースマンで、騎手への思いを断ち切れなかったのではないだろうか。何にしても往年のファンには嬉しい報道だろう。 フサイチコンコルドでのダービー制覇や、トランセンドでのダート界席巻など、多くの記憶をファンに刻み付けている藤田騎手。 もともとJRA引退の際も、もっと早く結論が出ていたのではないか、という声もある。騎手としての人生に区切りをつける逡巡があったのだろうか。 本当の話であれば、競馬界の新たな楽しみが増えたのは間違いない。

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